Nov 16, 2025
サラたちの帰還

宇宙ステーションでは、
寿司パーティが続いていた。
甲殻類の卵の軍艦巻き、
美味しいわね。
カウンターの中ではローザが、
流石にそろそろネタが切れるわ。
と言っている。

そこにサニーがやってきた。
こんにちわ。
あなたはサラさんでしょ。
噂は聞いてるわ。
そうですけど。
私はサニー、地球人よ。
飛行機事故で死にかけてたところを
ここの宇宙人たちに命を救われて
この宇宙ステーションで暮らしてるの。

サニーは古くからのルビーや少佐の友人で、
今ではアイス専用の円盤パイロットになっていることや、
今年の3月初めには久しぶりに地球に帰って、
町の住人たちと交流したことを話した。
この前アイスがこの船に来た時は、
二日酔いで寝てて会えなかったけれど、
彼女の動静は宇宙ステーションから
時々モニタリングしているの。
最近も面白いことしてた。
そーなんですか。
ロボット研究所から逃げ出したロボットが
捜索されていたんだけど、
わざと偽の証拠を残して、
迷いの森に逃げ込んだように見せかけて、
捜索を諦めさせたのよ。
ロボットは未来の世界に無事に逃げ延びた。
未来の世界って、
バーボンハウスのある世界ね。
そんなことがあったんだ。
あ、ここに来てからもう何日たつのかしら。
お米もお寿司のネタも尽きたみたいだし、
そろそろ私たちも地球に戻ります。
とサラが言った。

カコからお土産にもらった甲殻類の卵を
リュックに詰めたサラとローザは、
バー・エデンを後にした。

二人は転送装置で
アフリカのホテル裏の広場におりてきた。

広場を歩いていると、
シーザーに出会った。
サラさん、お戻りですか。
今温泉の掃除をしてたところです。
お寄りになりませんか。

二人は温泉に浸かって行くことにした。

ああいいお湯加減だったわ。
と言っている。

フラハの家から鏡の扉を使って
二人はサラたちの部屋に戻ってきた。
お帰りー。
と言われている。
解説)
続きます。
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