Jan 29, 2026

村での会話

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3人は集落のメインストリートを
歩いている。

マークは、アマンダを見かけて、
挨拶している。

あの人は?

村でハウスキーパーをしてくれている
アマンダさん。
住民が何日も家を空ける時、
頼むと留守番してくれるのよ。


a2

ここは豹変亭っていうレストラン。
向こうにいるのは
経営者のローズとアンドレアよ。
歩いてお腹も空いたから
一休みして行かない?


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サラは、すごく詳しいのね。

実はね。フラハの家の近くに
魔法生物たちのやっているホテルがあるの。
昨年のお正月にそこに泊まった時、
ホテルで知り合った宇宙人たちと、
この村を歩き回ったのよ。
このお店にもその時に来たことがあるの。

給仕をしにきた
アンドレアがそばで話を聞いている。


a4

宇宙人ですって?
知り合いが多いのね。

ホテルのことはあまり知られていないんですよ。
村外れのフラハの家の、
そのまた奥の広場に立地しています。
僕も詳しくは知らないんですが。

きっと私の方が詳しいわね。
その広場には転送装置があって、
その装置を使って宇宙人たちが地球観光に来るの。
ホテルはほぼ彼らの御用達になっている。
あまり評判になると問題だから、
招待される人間はほぼホテルの関係者だけね。

サラはよく招待されたわね。

だってホテルの経営者は
マリアっっていう魔族の女性なんだけど、
実質的な経営者はヴィヴィアンですもの。

あの人、そんなこともやってるの。

ハリーさんたちも夫妻でよく利用してるのよ。
今も逗留しているかもしれない。
興味あるなら案内するわよ。

ちょっとこの村のことを説明しますと、
村には先住民はあまりいなくて、
住民はジャングルで遭難してたどり着いた人や、
事情があって都会から逃れてきた人が多いです。
ほぼ1日かけて行ける場所に古代遺跡があって、
遺跡調査にきた人たちも住み着いている。
最近では宇宙人たちも時々見物に来ますが、
そういう外来の人たちばかりなので、
特にトラブルはないですね。
住民はみんな知り合いなので
よろしければ紹介しますよ。
とマークが言った。


a5

うーん。
ストーリーの分岐点見たいね。
ホテルに行くか、村を見て回って
村の人を紹介してもらうか。
どっちにしようかなあ。

どっちでもあんまり
変わらないと思うわよ。


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結局、シモーヌは
ホテルに行ってみることを選んだ。

じゃあ僕は、これから家に帰って、
庭の雑草の手入れをします。
またお会いできるのを楽しみに。
とマークは言った。


a7

3人が立ち去った後、
ローズとアンドレアが話している。

一年前にホテルができて、
宇宙人みたいな変わった風体の人が結構
来るようになったけど、
やっぱり広場に転送装置があるんだってさ。

地球征服がダメなら、
宇宙征服ね。

それって順番が逆じゃない?


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二人は元きた道を引き返し、
村外れのフラハの家の前を素通りして、
さらにジャングルに分け入って。


a9

ホテル・ナジャの入り口にたどり着いた。

随分瀟洒な建物ね。

あれは従業員用の宿舎。
ホテルはあの奥にあるの。
と言っている。



解説)
続きます。
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