Jul 20, 2022

ドラコのお披露目 そのきゅう

b1

ラッセルは、宝石をリュックから
取り出してテーブルに並べていた。

かなり大きな原石ね。
そろそろ引退して博物館でも作って
展示しようと思ってたんだけど、
本物のドラゴンを見たり、
さっきの声の話を聞いて、
考えさせられたんだ。
変な話だけど、この宝石も
やがてドラコが守るべきものとして、
僕が見つけたのかもしれないってね。
やっぱり博物館の館長をするより、
冒険する方が性に合ってる。

その辺は気が合いそうね。
とアイスが言った。


b2

かくて、完成した宝箱の中に
宝石と遮光器土偶が収められた。

ドラコはダーダーと鳴いている。


b3

すごく喜んでるよ。
とモモコがいった。

どこに運べばいいのかなあ。
とマスターが言った。
とりあえずこの部屋の隅にでも。
って言ってるよ。

そんなんでいいんですか。
倉庫に運ぶと誰かに
忘れられそうだからって。
それは言える。


b4

やがて時が少し流れて。


b5

ベーカリーのテーブル席では、
ツアー客たちがランチを食べていた。

ここではカメロンパンがおすすめです。
あなたはどちらから。
アゼルバイジャンです。
それは遠くですね。
私はジャマイカから。
などと言っている。


b6

ドラコはアンのそばが
気に入っているようだ。


b7

このお豆腐みたいなの
なんですか。

遮光器土偶の話を聞いて、
もしやと思い、土砂崩れの跡を
確かめに行ってみたんですよ。
そしたら、この土のブロックを見つけたんです。
と、森林公園管理人の
ヘンリー・ソローは言った。


b8

自然な土の塊のようでいて、
よく見ると直方体の形に
固められている。
材質は石膏のようだ。


b9

これは、たぶん
あの土偶の傍に埋められていたものでしょう。
中に、なにか隠されているかもしれない。
発掘調査のようにクリーニングして、
確かめてみましょう。
とラッセルは言った。


解説)
豆腐状の石膏ブロックは、
「発掘!レジエンドソード」(全十三種+レア 久野貿易商会)
という子供向け玩具のアイテムです。
付属のヘラとブラシで、自分で削り出していくのを
楽しむ玩具で、これもセリアで購入しました。
どんな武器が入っているか今の時点では不明。
これから挑戦して、結果は次回に(^ ^)
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