Mar 05, 2024

春の足音 そのに

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今日は薄曇り。
雨になるかもね。


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雛人形、もう片付けちゃうの?
雛人形は、早く片付けるものなのよ。


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ところで、あれは書き初め?
とオリーブが尋ねた。

そうなの。最初2006年のお正月に、
あいこちゃんが書いたのよ。
去年私が真似して書いて、
名文句だから一年中貼ってあるの。
あいこちゃん!今ペンギンに来てるね。
本人が知ったらきっと喜ぶわ。


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戦前のかるたの言葉なんだってね。
と文学青年が言った。
「よ」だったら、
「葦(よし)の髄から天上のぞく」とか
「夜目遠目傘のうち」とか
「よこ鎚(づち)で庭掃く」とかじゃないの?
とオリーブが言った。
きっと色々あったんだよ。
全然意味わかんない。
とたまきが言った。


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その頃広場では子供達が歩いていた。


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あ、元雪だるまのバルさんだ。


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バルは、夢見の水の入った容器を運ぶ
ピエールを見かけて、
興味を持って追跡しているところだった。


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ベーカリー前では
アイスとリタが話している。

レコード持って、お出かけ?
うん。サラたちのところに、
借りてたレコード返しにいくの。


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だったら、ついでに
これも持って行ってくれない?
ドルフィンの倉庫に入荷した、
頂き物のコーヒーミルなんだけど。
いいわよ。


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その時、
鈴木すずはバルの残した
凍った水たまりで滑って、
転んでしまった。


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すずちゃん、大丈夫?
よそ見しないで歩いてね。
と言われている。



解説)
よそ見していなくても
子供がよく転ぶのは、
体に対して頭が大きいという、
バランスの問題が大きいそうです。
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