Oct 20, 2025
フミコの帰還など

仮面を被せてもらったダリオは、
大蛇を肩に巻き付けて立ち上がった。
これはなかなかいい感じです。

頭の上に飾り物はないんですか?
それで完成よ。
シンプルな方がいいかと思って。
けして手抜きした訳じゃないのよ。
はい。

その時、鏡の扉が開いて、
忘れられた夢の世界から、
フミコたちがやってきた。
千客万来ね。

みすず、しばらくぶりね。
6月以来よ。
またお世話になります。

初対面のマークは、
ディアナと挨拶している。
僕はアフリカの奥地から来たんです。
すごいのね。
そこに鹿はいる?
サバンナに鹿によく似たレイヨウがいるけど、
鹿はいませんね。

やがて、ダリオやみすずたちは、
登録をしに広場に出かけて行った。
このカボチャの煮物
いつもあるけど美味しいですね。
ローラっていう人が、
わざわざ作って運んでくれるの。
それでなかなか減らないのよ。

広場に着いた三人は
人波を分けてドルフィンに向かった。

美しい人だなあ。
私のことかしら。

ドルフィンの登録所にたどり着いたディアナは
記帳係のマンスフィールドさんに挨拶している。
人出がすごいことになってますね。
それも知らない人ばかり。
毎年広場に縁のある人が増えてるからね。
あなたたちもその一人。
アフリカから来たっていう人にも会いましたよ。
なんか総集編みたいですね。
いつでも今が総集編なのよ。
解説)
続きます。