May 06, 2025

サバンナ地域で

a1

恐竜の遊び相手をさせられてたら、
トリコを見失っちゃった。
アイス、槍はどうしたの?
簡単にへし折られちゃった。
それとちょっと足を痛めちゃって。
あ、あっちの方に。


a2

トリケラトプスの群れのいる方角に
トリコが向かっている。


a3

二人が近づいていくと、
トリコは振り向いて、
何か言いたそうに
ナディアを見て一声吠えた。


a4

トリケラトプスの一群は移動していった。

きっと親が見つかったのね。


a5

やっと哺乳動物を見つけたわ。
もうすぐ森林よ。
それに足を傷めてるんでしょう。
遠出の目的は果たしたし、
シノの小屋の方が近いから、
ひとまずそこを目指しましょう。


a6

ジャングルをしばらく進んで、
二人はシノの小屋の前に到着した。

誰かいるのかしら。
どうでしょう。
シノが帰っていれば。


a7

屋内には、トロフィを飾るために
小屋に戻っていたシノたちがいた。

ようこそ。
アイスさんはここ初めてね。
とシノが言っている。


a8

みんなで今朝からのジャングル散歩の経験を
話し合っている。

湖の周りをまわっていたら、
ティラノサウルスより巨大な恐竜がいたわ。
全長が15メートルくらいあったかしら。
背中にヒレみたいなのがついていた。

それはスピノサウルスよ。
川や湖畔にいて、魚を食べているの。

そこのイラストで見ると、私の槍を折ったのは、
ステゴサウルスね。
アイス、こんなのに立ち向かっていったの?
まさか。
近くを素通りしようとしたんだけど、
向こうの機嫌が悪かったみたいで。


a9

一行は、みすずの家に戻ることにした。

アイスは、シェルニに話しかけられている。
足を怪我してるみたいですね。
乗せていきましょうか。
大丈夫よ、かすり傷だから。
それに私狭いの苦手なの。

シノはトロフィを自慢したくて
棚から取り出してきたようだ。

すごいでしょ。
コンテストで優勝したのなんて初めて。
それはよかったわね。
ルビーたちの審査は予想がつかなくて、
くじに当たるみたいなものなのよ。
それってラッキーということね。

さあ出発しましょう。
とラルゴが言った。



解説)
続きます。
Posted at 20:23 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Apr 06, 2025

研究所で そのに

a1

アイスとノヴァが話している。

ヤビーさんをどこか泊めてくれるところないですか。
僕はいずれ、宇宙ステーションに戻らなくちゃならないし。
ハリーに頼めばいいわよ。
魔術劇場なら誰でも受け入れてくれるから。


a2

そこに、シェリー博士たちが
お花見から帰ってきた。

アイスがここに来るなんて珍しいわね。
ちょっと頼み事で。

アイスはヤビーの記憶修復のことなど、
研究所に来た理由を話している。


a3

ツナとドロレスも戻ってきた。

そちらの方は?
観光に来ているノヴァさんよ。
ヤビーの修復が済むまで、
ここで待たせてもらってるの。
じゃあ私がお相手するわ。


a4

ドロレスは採りたてだという
ドラゴニアベリーを運んできた。

これは農家の即売所で見かけるわね。
私たちが卸してるのよ。


a5

産地が未来世界のジャングルだって知ったら、
みんな驚くでしょうね。
そーなんですか。
ツナとナディアは、
仮想現実の未来世界から来てるのよ。
ほー。この星でそんな装置を作れるなんて初耳ですね。


a6

シェリー博士とミューは、
ヤビーに対面していた。

あなたが記憶の修復をしにきたという、
ヤビーさんね。
レイチェル、修復は順調に行ってるの?
それが表面が特殊な金属で覆われていて、
内部が開けなくて。
ドリルじゃ歯が立たないんです。

直接開けられないなら、
あれを使ってみようよ。
とミューが言った。


a7

これは転送装置に使っていたヘルメットね。
もう必要無くなったから、
別用途に改造したの。
これでショックを与えるの?


a8

そんなことしないよ。
内部で発生している微細な電気信号と
やりとりするの。
損傷箇所を見つけることができるかも。


a9

私、このタイプのロボット、
みたことがある気がする。
とナディアが言った。

え、本当?

ツナも知ってるかもしれない。
呼んでくるわ。



解説)
続きます。
Posted at 21:54 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Mar 06, 2025

ペンギンを訪ねて

a1

CG本部から連絡があって、
少佐は本部に戻ることになった。

あなたは、確か新人の佳奈さんだったわね。
元気にしてる?
はい先輩。


a2

またみんなで飲みましょう。
などと言っている。


a3

あの先輩は、
なぜ少佐って呼ばれてるんですか?
CGに入る前からのニックネームなのよ。
私たちの名前も本名じゃないの。
私は本名ですよ。
それは新人だからかな。
もうすぐ一年経ちますよ。


a4

ほんとに何もかも変わっちゃったみたい。
ペンギンっていう名前の喫茶店はまだ残ってる?
ええ、あるわよ。


a5

サニーはルビーに案内されて、
喫茶ペンギンを訪れた。

こちらは私の旧友のサニー。
と紹介されている。


a6

昨晩は雪になったみたいだけど、
その後の雨でとけちゃったね。
などと言っている。

店名は同じだけど、
店の様子は変わったなあ。
とサニーは思っている。


a7

しかし、マスターは変わっていなかった。

あなたサニーでしょ。久しぶりね。
まだ米空軍のパイロットやってるの?
ええまあそんなところです。
18年ぶりですけど、
流石にお店変わりましたね。
何度も移転してたからね。
世の中、生々流転よ。


a8

店を後にする時、
モモコはサニーと目があったが、
モモコは誰だったか思い出せなかった。


a9

思い出の店はどうだった?
マスターが覚えていてくれて嬉しかったわ。
サイボーグになって生々流転しても
生きてるといいこともあるものね。

はるなは、あの人変わった髪型だなあ、
と思っている。



解説)
続きます。
Posted at 20:25 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Feb 06, 2025

町に帰る

a1

アイスとエレナは
フラハの家に向かっていた。

鏡の扉っていうのは、
レプテュリアンたちの転送装置みたいなものなのよ。
そう言われるとわかる気がするわ。
原理はワープ航法みたいなものね。
それはどうなんだか。


a2

フラハは留守のようだ。
不用心のようだけど、ここではいつものこと。
家には何もないから、猿が悪戯しに来るくらいね。
それにあの扉は呪文を唱えないと使えないの。


a3

二人は扉を抜けて、
魔術劇場にあらわれた。

アイスさん、今日は忙しそうですね。
と言われている。


a4

さらに扉を抜けて、二人はデジャの店内に。

アイスはヴィヴィアンに
リザードたちがホテルにやってきたことを
報告している。

私も泊まりに行ってみようかな。
シベールが相変わらず
あなたに会いたがっていたみたいだけど、
もし出会ったら気をつけてね。


a5

二人は店の階段を降りて、
一階のドアから広場に出てきた。

この景色と音楽、懐かしいわ。


a6

それになんだかいい匂い。
春節の期間中なので、
ラーメン屋台が出ているのよ。
食べていこうか。


a7

うーん。美味しい。
あなたは嗅覚や味覚も人間と同じなのね。


a8

今井舞がエレナの姿を見つけて
声をかけてきた。

エレナさんですよね。
また観光にいらっしゃったんですか。
舞さんね。そうなの。
前にお世話になったたまきに
また会いたくなって。

たまきなら、
ちょうどコンテストの参加賞の
チョコの掴み取りに来てますよ。


a9

ベーカリーの外の席で
チョコの掴み取りをしている
たまきとナオミの後ろ姿が見えた。

ぐわっし。というたまきの声が聞こえる。


a91

エレナはたまきたちと再会した。

あなたが去年のコンテストで優勝したのは
6月の初めだったから、8ヶ月ぶりくらいね。
チョコ食べる?
などと話している。


a92

アイス、今朝ホテルに出かけたばかりでしょう、
もう戻ってきたの?
ホテルの宿泊客を案内してるのよ。
宿泊客って、一緒にきたのはエレナじゃない?
去年コンテストで優勝した観光客。
そうみたいだけど、彼女は実は人間じゃなくて、
宇宙からの訪問者だったというわけ。

なんだかよくあるSF小説みたいな話ね。



解説)
続きます。
Posted at 20:26 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Jan 06, 2025

ちょっと昔を振り返る そのよん

a1

ジェニーたちの部屋は、
今日も夕暮れ時。
最近、毎日似ているような。


a2

しかし似ているようで、
今日は雨が降っている。


a3

これ美味しいわ。

たまきとナオミは
お土産の大きなレーズンを食べている。


a4

今日はパソコンのモニターを見ながら
文学青年がマウスを操作していた。

何みてるの?


a5

去年の出来事の記録を見ていたんだ。
それまでの年と一番違うのは、
生成AIで作った画像との合成が多いことじゃないかな。
すごくメタっぽいレベルの真面目な指摘をするのね。


a6

私が去年の1月に生成AIサイトで作った画像を載せて
口火を切ったのよ。とたまきが言った。
今年もその延長っていうこと?
随分遊んだみたいだから揺り戻しがあるかもね。
もう飽きちゃったっていうこと?
私まだそういう世界に行ってないから、
やめるのは私が行ってからにしてほしい。
行き詰まるときっとまた始めるよ。
などと、みんなで適当に今年の予測をしている。


a7

その頃、サラたちの部屋では、
メアリーの思い浮かべた雪国の宿の幻影が、
フミコの魔法で窓の外に広がっていた。


a8

雪国の露天温泉にはお猿さんたちも
入浴しにくるの。

ふーん。


a9

私ホテル・ナジャに泊まりに行くことにしたわ。
とサラが言った。
そろそろこの繰り返しパターンを
変えないと。



解説)
続きます。



Posted at 20:24 in n/a | WriteBacks (0) | Edit
May 2025
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