Sep 17, 2025

スーラと一緒に そのよん

a1

あなたが風の精霊なのね。
局長から預かっているものがあるの。
とミラが言った。


a2

え、局長って?

あなたは管理局のことはご存知?

ああ、大昔に聞いたことがあります。


a3

管理局は、
今でもこの星の神々と繋がりがあるのよ。
あなたの封印が解かれたのを知った
風の神が、このうちわを、
あなたに渡して欲しいって、局長に頼んだの。
それで私は局長からその役目を
仰せつかって、
ここで待っていたというわけ。

ミラは、バッグの中から、
カラフルな羽根でできたうちわを取り出した。


a4

随分素敵なうちわね。

これは私が大昔に愛用していたうちわです。
封印された時に取り上げられたんですが、
また返してくれるなんて。
私の封印が解かれたことを、
神々は知ったんですね。


a5

ずっと忘れられていたと言っても、
封印が解かれたのはわかったらしいわ。

管理局はこういうことには関与しないんだけど、
今回は特別。
局長の知り合いの古い神々からの依頼だからね。


a6

管理局との古いネットワークがまだあるんですね。
ヴィヴィアンさんがあっさり封印を解いてくれたので、
何かお咎めがあるんじゃないかと思っていました。

あの魔族の悪魔には注目してるのよ。
やりたい放題だから。



解説)
続きます。
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