Nov 06, 2025
カコの依頼

ペンギン前では、
サルバドールや観光客が帰り、
ローラがバグたちと話していた。

このリース、
飾るの早くないですか。
ドルフィンの倉庫の備品、
早い者勝ちだからね。

コンテストの優勝おめでとう。
信じられませんわ。
こんな帽子まで頂いちゃって。

その時、突然、
リズの目の前にカコが現れた。
あら、びっくり。
と言っている。

レプティリアンから、
透明マントを借りて
ずっとハロウィーンを見物してたの。
とカコが言っている。

それでさ、
あなたコンテストで優勝した
ローラさんでしょ。
ちょっと頼みがあるんだけど。
なんでしょ。

今度、宇宙ステーションで、
寿司パーティを開きたいと思ってるの。
それで調理を手伝ってくれないかな。
え。私がですか。
ええ。あなたのことは調べさせてもらったのよ。
お料理がお得意なんでしょ。
ええ、まあ。
私はカコ。
ここにいるミラの妹で、
地球を観察に来ている宇宙人よ。
あなたと同じ観光客みたいなものね。
それで同じような地球オタクが、
宇宙ステーションにはいるの。
ハロウィーンに遊びに来た仲間もいて、
盛り上がって寿司パーティを
やることになったわけ。
わかりました。
お世話になってるミラさんの妹さんでしたら、
喜んでお手伝いします。
ところで、もう一人誘ってもいいですか。
お料理の上手な人がいるんです。
ああ、サラのことね。
彼女なら宇宙ステーションに来たこともあるし、
みんなとも顔馴染みだからOKよ。

ローラたちは、
サラたちの部屋を訪れた。

サラの着付けとアドバイスのおかげで
コンテストに優勝できちゃった。
そのお礼を言いに来たんだけど、
その他にも頼み事があるの。
そう言ってローラは、
寿司づくりの話をサラに切り出した。

いいわよ。
私もお寿司食べたかったところ。
宇宙ステーションに行くのは
今年の1月以来ね。
市街地で食材を買い集めていきましょう。
とサラは言った。
なんか、
突然の思いつきみたいな展開だねー。
とジェットが言っている。
解説)
続きます。