Mar 09, 2026
森林公園で

子供たちは公園に入っていく。
わあ。
お花が咲いてるよ。

これはキューピッドの彫像ね。
お花は造花みたい。
森林公園は元はジルっていう人が作った
人工庭園だったって聞いたことがあるよ。
だから植物も作り物が多いんだ。
圭は物知りね。

ルビーは公園の管理人に
声をかけた。
こんにちわエドワード。
最近、飛行物体が見つかったって
聞いたんだけど、どのあたりだったかわかる?
最近は来園者が多いね。
ドルフィンから竜のハリボテを回収しに来たし、
その飛行物体っていうのは
通報を受けた境界警備隊が来て回収していった。
見つかったのは、たしか裏門の方だよ。
ソローが見つけたんだ。

ルビーは公園管理人のソローと
話している。
あの円盤型のドローンみたいなものだね。
裏門の方の森の中で見つけたんだ。
公園は広くて、滅多にいかない場所だけど、
巣箱を取り付けにいった時、
偶然通りかかってね。
それでね。
ここだけの話だけど、
その円盤に乗っていた宇宙人を探してるの。
え、あれはUFOだったの?
玩具みたいに小さかったよ。
銀色の小さい宇宙人なのよ。
探す相手もわかっているのか。
じゃあ現場に案内するよ。
ジープで来たんなら、
ちょっと遠いから、
車で裏門まで回ろう。

子供連れなの?
捜索は秘密にしたいから、
少女探偵団に手伝ってもらう
ことにしたの。
すずは少女探偵団と言ってもらえたので、
感激している。
ルイちゃん、出発するわよ。

一行を乗せたジープは、
公園の裏手に回って、
門から公園内に乗り入れた。
確かこのあたりだったよ。
とソローが言っている。

ソローの設置した
小鳥用の巣箱が見える。
じゃあみんな、
このあたりの茂みを探してみて。
遠くには行かないでね。
とルビーが言った。

子供たちは
茂みを探している。

銀色なんだよね。
なんか怖いなあ。
圭は男の子でしょ。
解説)
続きます。
Feb 09, 2026
マルテ そのご

ところでマルテ、あなたは大昔に、
隣の星に住んでいた連中の生き残りだって、
レプティリアンのシベールから聞いたんだけど。
そうですか。
隣の星って、火星のことでしょう。
そうです。遥か昔のことです。
隕石が衝突し、気候が大変動して文明は滅びました。
夢の世界で生きられるすべを覚えていたものたちだけが、
極地の地下の氷の中で生き残ったのです。
それから長い時が過ぎ、
レプティリアンたちが探索にやってきたのです。
でも彼らの目的は隣の青い水の惑星、地球でした。
接触はあったものの、
砂漠と化していた惑星に関心を失った彼らは、
いくつかの補給基地を残して地球に去っていった。
私たちがそう仕向けたこともあったんですが。
古代に地球に来たレプティリアンたちが、
人類、特に魔族と共存していたっていう話は、
フミコから聞いたことがあるわ。
それ以前の出来事なのね。

あら、ここには壁があるみたい。
前に進めない。
見えないだけで、ここは洞窟の中なんです。
雪で塞がれているという
向こうの入り口に行ってましょう。

3人はどんどん
洞窟の奥に進んで行った。

雪の壁に突き当たると、
マルテは目から怪光線を発して雪を溶かした。
すると洞窟の出入り口を塞いでいた雪が溶けて、
雪塊が音を立てて崩れ、
3人は忘れられた夢の世界に出るとことができた。

サラ。
という声がする。
トロン!
谷川に水を飲みに来ていたら、
大きな音がしたので様子を見に来てみたんです。
アイスさんと二人で、
せっかく塞いだのにまた開けちゃったんですか。
ちょっと事情が変わったみたいでね。
そう言って、サラは、
トロンをシモーヌとマルテに紹介した。

トロンは夢食いなの。
子供のみる夢だけに出没するらしいのよ。
姿もおもちゃみたいで
一見幼児用玩具の精霊みたいね。
とシモーヌが言った。
それが違うんですよ。

3人はトロンに小屋に来ないかと
誘われたので、ついていくことにした。
このあたりは
忘れられた夢の世界の中でも
最西端の辺境で、住人も恐竜も滅多に来ない。
一人暮らしには最適なんです。

やがてトロンの住む小屋に到着した。

快適そうなお部屋ね。
そうなんですよ。
水しかないですがどうぞ。
あ、これお水なのね。
解説)
続きます。
Jan 09, 2026
島に行く

サラはみんなに集まってもらって
話をしている。
ここは私が夢で見たことがある世界よ。
キャップテン・クックドゥーから頂いた巻貝を、
耳に当てて眠って見た夢の景色にそっくりなの。

サラは部屋から持参した巻貝を
みんなに見せている。
それでその夢の中では、
どんなことが起きたの?
森の斜面を登って行って、
山の中腹で遺跡を見つけて、
そこの水盤の中から、
別の巻貝を拾ってくる夢だった。
目が覚めると、
その巻貝を握りしめていたの。
変わった夢だね。
その巻貝もやはり、耳に当てて眠ると
潮騒の音に誘われて夢を見られる貝で、
モモコに貸したこともあったのよ。
モモコは別の夢を見たみたいだけど。
さっそくその遺跡に
行って見ましょう。
とセリーヌが言った。

一行は森の中の斜面の細道を
登っていく。

程なく泉のある遺跡に到着した。
何も変わっていないわ。
とサラが言っている。

この水はどこから湧いてるの?
その上に水盤があって、
そこから湧き出ているはず。
変わった風景ね。
あれは何?
とシノが言っている。

あれはトンピリビじゃない?
クックドゥーの飼ってるオウムよ。
船から飛んできたんだね。

あったあった。
ここから水が湧いているの。

懐かしいわ。

ここは日陰で涼むのに最適ね。
どんな人たちが作ったんだろう。
あ、夢の中だから考えても無駄か。
あっちにもアーチが見えるね。
とアイスが言った。

3人はアーチの方に歩いて行った。
シノとセリーヌが出迎えている。
アーチの上には用水路があって、
水道橋になってるのかしら。
古代文明があったっていう雰囲気ね。
夢だけど。
とシノが言っている。
解説)
続きます。