Feb 09, 2026

マルテ そのご

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ところでマルテ、あなたは大昔に、
隣の星に住んでいた連中の生き残りだって、
レプティリアンのシベールから聞いたんだけど。

そうですか。

隣の星って、火星のことでしょう。

そうです。遥か昔のことです。
隕石が衝突し、気候が大変動して文明は滅びました。
夢の世界で生きられるすべを覚えていたものたちだけが、
極地の地下の氷の中で生き残ったのです。
それから長い時が過ぎ、
レプティリアンたちが探索にやってきたのです。
でも彼らの目的は隣の青い水の惑星、地球でした。
接触はあったものの、
砂漠と化していた惑星に関心を失った彼らは、
いくつかの補給基地を残して地球に去っていった。
私たちがそう仕向けたこともあったんですが。

古代に地球に来たレプティリアンたちが、
人類、特に魔族と共存していたっていう話は、
フミコから聞いたことがあるわ。
それ以前の出来事なのね。


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あら、ここには壁があるみたい。
前に進めない。

見えないだけで、ここは洞窟の中なんです。
雪で塞がれているという
向こうの入り口に行ってましょう。


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3人はどんどん
洞窟の奥に進んで行った。


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雪の壁に突き当たると、
マルテは目から怪光線を発して雪を溶かした。
すると洞窟の出入り口を塞いでいた雪が溶けて、
雪塊が音を立てて崩れ、
3人は忘れられた夢の世界に出るとことができた。


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サラ。
という声がする。

トロン!

谷川に水を飲みに来ていたら、
大きな音がしたので様子を見に来てみたんです。
アイスさんと二人で、
せっかく塞いだのにまた開けちゃったんですか。

ちょっと事情が変わったみたいでね。
そう言って、サラは、
トロンをシモーヌとマルテに紹介した。


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トロンは夢食いなの。
子供のみる夢だけに出没するらしいのよ。

姿もおもちゃみたいで
一見幼児用玩具の精霊みたいね。
とシモーヌが言った。

それが違うんですよ。


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3人はトロンに小屋に来ないかと
誘われたので、ついていくことにした。

このあたりは
忘れられた夢の世界の中でも
最西端の辺境で、住人も恐竜も滅多に来ない。
一人暮らしには最適なんです。


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やがてトロンの住む小屋に到着した。


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快適そうなお部屋ね。

そうなんですよ。
水しかないですがどうぞ。

あ、これお水なのね。



解説)
続きます。
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Jan 09, 2026

島に行く

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サラはみんなに集まってもらって
話をしている。

ここは私が夢で見たことがある世界よ。
キャップテン・クックドゥーから頂いた巻貝を、
耳に当てて眠って見た夢の景色にそっくりなの。


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サラは部屋から持参した巻貝を
みんなに見せている。

それでその夢の中では、
どんなことが起きたの?

森の斜面を登って行って、
山の中腹で遺跡を見つけて、
そこの水盤の中から、
別の巻貝を拾ってくる夢だった。
目が覚めると、
その巻貝を握りしめていたの。

変わった夢だね。

その巻貝もやはり、耳に当てて眠ると
潮騒の音に誘われて夢を見られる貝で、
モモコに貸したこともあったのよ。
モモコは別の夢を見たみたいだけど。

さっそくその遺跡に
行って見ましょう。
とセリーヌが言った。


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一行は森の中の斜面の細道を
登っていく。


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程なく泉のある遺跡に到着した。

何も変わっていないわ。
とサラが言っている。


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この水はどこから湧いてるの?

その上に水盤があって、
そこから湧き出ているはず。

変わった風景ね。
あれは何?
とシノが言っている。


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あれはトンピリビじゃない?
クックドゥーの飼ってるオウムよ。

船から飛んできたんだね。


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あったあった。
ここから水が湧いているの。


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懐かしいわ。


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ここは日陰で涼むのに最適ね。

どんな人たちが作ったんだろう。
あ、夢の中だから考えても無駄か。
あっちにもアーチが見えるね。
とアイスが言った。


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3人はアーチの方に歩いて行った。
シノとセリーヌが出迎えている。

アーチの上には用水路があって、
水道橋になってるのかしら。
古代文明があったっていう雰囲気ね。
夢だけど。
とシノが言っている。



解説)
続きます。
Posted at 20:01 in n/a | WriteBacks (0) | Edit
February 2026
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