May 12, 2026

赤い人形 そのに

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サラたちは森林公園から
部屋に戻ってきた。


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サラ、シモーヌ。
おかげで公園見物楽しかったわ。
私これから広場に行って、
マンスフィールドさんに
人形のこと、聞いてみる。
何かわかるといいけど。
と言って、サラは帰って行った。


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この人形どうしたの。

公園の川に落ちていたのを拾ってきたのよ。

赤い毛糸で
ぐるぐる巻きになってるのね。
これなら私にも作れるかな。

そうかもね。
この人形には精霊が宿っているの。
今は精霊は別世界に行っていて、
抜け殻状態だけど、
ここで保管することしたの。


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メメがしきりにメーメーと言っている。

あら。
どうしたのかしら。


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シモーヌは立ち上がって呪文を唱え、
鏡の扉を開けた。

私これから常春の国に行って、
人形の精霊に話を聞いてくる。
サラはどうする?

もちろん、一緒に行くわ。
何がどうなってるのか知りたいし。
あ、その人形は、
なくさないようにしてね。
とサラは、みんなに言った。


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ジェイソンは人形を首から下げた。

僕がしっかり保管します。

ジェイソン、さっきから
メメがメーメー言ってるけど、
何言ってるの。

懐かしくて嬉しがっているんですよ。
僕もなぜだか、懐かしいんです。

わしもさっきから
そんな感じがするんだ。
と骸骨のお父さんも言った。


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シモーヌとサラは、鏡の扉を使って、
常春の国のお城の一室に出てきた。

これはこれはシモーヌ様。

ミネルバ。
赤い毛糸の人形見なかった?

おお、その人形なら、
お城の入り口に倒れていたので、
客室のベッドに運んでおきました。
また新しい住人になる精霊なんですか。

まだわからないのよ。
話を聞きたいので
案内してくれるかしら。

はい。


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よく眠っているようね。
声をかけても応答がない。

また魔法で起こしましょう。
というとシモーヌは呪文を唱えた。
すると薄い煙が立ち上り。
あたりが一瞬クリアになった。


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人形はブルブル身震いして
飛び起きた。

おお、ここはどこでしょう?

また同じこと言ってる。

無理ないわね。
ここは精霊たちの暮らす常春の国よ。
気分はどう?

すごくスッキリしてる。
体もなんだか身軽な感じ。

今のあなたは精霊状態なの。
元のあなたの体は別の世界にある。
この世界では、その姿で生きられるのよ。

そうなの?魔法で作った世界なのね。
あ、あなたたちのこと覚えてる。
私また眠っていたのね。

そうみたい。
私はシモーヌ、隣にいるのはサラ。
あなたのお名前は?

ケイトっていうのよ。

毛糸って、
覚えやすそうな、いいお名前ね。

ケイトよ。



解説)
続きます。
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