Mar 11, 2021

フローラの夢

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野原で花を摘んでいると、
不思議なひとに会った。


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その人はフローラと名乗った。


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二人はすぐに仲良くなり。


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とても気持ちが良くて。


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いつまでもこうしていたいなと。


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思ったのだけど。
フローラは、とつぜん。

あ、楽しくってすっかり忘れてた。
まだ眠ってる子たちを
起こさなくちゃ。
と言った。


w3

あらら。


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わたしは本当は女神なの。
まだ眠ってるお花たちを起こさなきゃ。
あなたもきっと起きちゃうから、
名残惜しいけど、
これでお別れ。


d7

そいうと、女神は、
はげしくシンバルをうちならした。
春の息吹のようなものが、
空一面にひろがっていく。

みなさん、もうすぐ春ですよー。


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ガシャーンという音がして目が覚めた。

悪い悪い。起こしちゃったみたいだね。
お皿運んでてさー。


解説)
ローマ神話の花の女神フローラは、
シンバルをたたくような、
けたたましいことはしないようで、
これはここだけの夢のおはなしです。

最初に撮ったのが女神風女性の画像で、
それをなんとかなにかにつかえないかなと。
そこで広い野原が必要だと思いついて、
居間に人工芝シートをひろげての、
ロケ風撮影になりました(^_^)。

z8

これはストーリーには埋め込めなかった、
ふたりの記念撮影画像です。

追記)
シンバルを鳴らす女神、というのは、
バーン=ジョーンズの絵画「オーロラ(曙の女神)」からの連想です。
2006年2月7日の「剣と魔法の国 その6 特別編(絵画の中の楽器)」
の中で画像がみられます(^_^)。
3月14日、記
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