Jan 14, 2026

島の話など

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アイスはみすずの家にやってきた。

アイス、今年は初めてね。
おめでとう。
フミコ?
ミミコと部屋にいるわよ。


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魔族の都の話?
ちょうどシモーヌが遊びに来てるから、
そっちで話しましょう。


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アイスさん、去年はお世話になりました。
今年もどうぞよろしく。
とシモーヌが言った。

常春の国を一巡り散歩してから、
お城で別れたんでしたね。
フクロウたちは元気ですか?

みんな元気よ。
歓迎会はやめてって言ったのに、
フクロウたちに引き止められて
結局お城で年末年始を過ごしちゃった。
ひと月ぶりにここに来たの。


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ディアナも話を聞きにやってきた。

それで魔族の都の話って?

アイスは、ヴィヴィアンと二人で、
北の海辺で見つけた海賊船を調べていたら、
船がかってに動き始め、
小島にたどり着いたことを話した。

そこは海の夢が見られる貝殻の採れる島で、
何度も訪れたことのある船長の話によると、
昔、魔族の都があったという噂があるんですって。
確かに島にはそれらしき遺跡があるの。
そんな古代の都のこと知ってる?

大昔には、
魔族は世界のあちこちで繁栄していたから、
そういう島もいくつかあったわ。
でもレプティリアンたちの戦争に巻き込まれて、
その時にほとんど滅びたのよ。
とフミコが言った。

今、海の夢が見られる貝殻って言ったでしょ。
とシモーヌが言った。

ええ。


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私の祖母も、そういう貝殻を持っていたわ。
気分が沈んでいるとき潮騒を聞いて眠るって言ってた。
それを聞くと、故郷の夢が見られるっていうのよ。

その貝殻はどうしたの?

小さなオーム貝の貝殻。
探したけれど遺品の中には見つからなかったの。

ふーん。それでなんとなく謎が解けてきたわ。
と話を聞いていたアイスが言った。

え、どういうこと?

あの島は、多分あなたのお婆さまの故郷。
お婆さまは、あの島に暮らしていた魔族の末裔だったのよ。
この忘れられた夢の世界が、
お婆さまが亡くなる間際に見た夢の世界だとすれば、
その夢に思い出の故郷が繋がっているのもわかる。

どうして船がそこに向ったのかな?

きっと何かわけがあるはずね。
シモーヌ。あなたも一緒に行ってみましょうよ。


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キッチンに出向いて、アイスはヤッピーから
サラに頼まれた醤油を借りている。

これですね。

ありがと。
また補充するから、
半分分けてね。


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3人で島に向かうことなった。

この世界には、まだまだ
謎が多いわね。

海があることも
知らなかったですし。

とみすずとディアナが言っている。


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3人が鏡の扉を抜けると
そこは船室だった。

早かったわね。

そちらこそ。
忘れずにお醤油持ってきてくれた?
とサラが言っている。


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サラはシモーヌとフミコを
みんなに紹介している。

ヴィヴィアンはまだ島の調査から
戻ってないけど、これで船にいる全員よ。
キャップテン・クックドゥーや
シモーヌさんとは、初対面の人もいるわね。

クックドゥーって
お料理が得意そうなお名前ですね。
とシモーヌが言っている。



解説)
続きます。
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