Nov 14, 2007

不思議の国のアリスとアイス そのなな



第七章 気ちがいティー・パーティー


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アイスがチェシャー・ネコに教えて貰った三月ウサギの家につくと、
家の前の木の下に食卓がおいてあって、
三月ウサギと帽子屋がお茶を飲んでいました。
あいだにはネムリネズミがすわってぐっすり眠りこんでいました。

「席はないよ!席はないよ!」
アリスがやってくるのを見ると彼らは大声で叫びました。
アリスはふんがいして、「席はたっぷりあるじゃない!」といいながら、
テーブルの片はしの大きなひじかけ椅子に腰をおろしました。」



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わけのわからない会話にすっかり嫌気がさしたアイスは、
たちあがってさっさと歩き去りました。

「最後にふりかえったときは、
ふたりがかりでネムリネズミをティーポットにつっこもうと
しているのが見えました。」



つづく


** ちょっと道草 そのに ***


いまや一説によると世界一有名な猫ともいわれる(^^)、
チェシャー・ネコのミニチュアフィギアを紹介してみます。


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公爵夫人とセットのチェシャー・ネコ。
このネコの表情はとても挿画に似ています。



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これは色違いです。



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木が付属しています。
微妙に見下ろしている目つきがリアルです。



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これはオーソドックスな造形。
気持ちよさそうなクッションのうえにのっています。



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これは、ちょっとわかりにくいかもしれないので横からも撮影してみました。
こんなふうに、体が消えかかった状態(下半身が半透明)のものまでつくられています。
(前のネコと、この中間段階のものもあります!)



チェシャーは、イングランド北西部の州で、キャロルの生まれ故郷。
もともと、英語には、
「grin like a Cheshire cat」(得体の知れない笑いを浮かべる.)
という慣用句があって、そこから、とられたらしいです。

ただ、もともとの「Cheshire cat」が、どんな由来をもつのかについては謎で、
キャロリアン(キャロル好きの人たち)の研究がいろいろあるようです。


紹介したチェシャー・ネコのフィギアはうえから、
「北陸製菓・アリスのティーパーティEX」より「公爵夫人(A)」
「北陸製菓・アリスのティーパーティEX」より「公爵夫人(B)」
「フルタ・人形の国のアリス」より「チェシャ猫」
「北陸製菓・アリスのティーパーティ2」より「笑うチェシャ猫」
(このシリーズにはシークレットアイテムとして、
「消えかけたチェシャ猫」というのもあります。)
「工藤和代『不思議の国のアリス』」(日本ヴォーグ社)(初版に付属)です。



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