Nov 18, 2007

不思議の国のアリスとアイス その十一



第十一章 だれがパイをぬすんだか?


a27

遠くから聞こえてきた「裁判開始!」という声に、
アイスとグリフォンは大急ぎで裁判所にやってきました。

「ハートの王様と女王が玉座についていて、
そのまわりに大群衆が集まっていました。
トランプのカードひとそろいのほか、
あらゆる種類の鳥と獣たちです。」



a29 a291

王様が「起訴状を読み上げよ!」といいました。

「これに応じてシロウサギがラッパを三度吹きならし、
次に巻物をひらいて詠みあげました。」



a30

法廷では、女王のつくったパイを盗んだ容疑で
ハートのジャックが裁かれているようです。

「第一の証人はあの帽子屋でした。
彼は片手にお茶のカップ、片手にバタつきパンを持って法廷にはいってきました。
「失礼いたします。陛下、このようなものを持ちこみまして」
帽子屋は切り出しました。
「お呼び出しがきたとき、まだお茶がすんでおりませんでしたので」」



つづく

Posted at 02:05 in n/a | WriteBacks (0) | Edit
Edit this entry...

wikieditish message: Ready to edit this entry.

If you want to upload the jpeg file:


Rename file_name:

Add comment(Comment is NOT appear on this page):
















A quick preview will be rendered here when you click "Preview" button.