Oct 07, 2021

少年少女の肖像画

t1

あ、マンスフィールドさん。

この「少女の肖像」(ユゲット)みたいに、
モディリアーニが、子供を描いた作品のことを
知りたいんですけど。

そうねえ。


t2

「管理人の息子」(1918)

モディリアーニは、1918年から1919年にかけて、
画商ズボロフスキー氏の提案で、
ジャンヌや、スーティン、藤田嗣治と恋人のバレーたちと、
南仏に滞在していて、
そのとき、身近な村人や子供たちを描いたの。


t3

「青い上着の少年」(1918)

当時は戦時中で、パリは物価があがり、
ドイツ軍の長距離砲の脅威にもさらされていた。


t4

「帽子を被った少年」(1918)

おまけにモディリアーニの体調も悪くなって、
ジャンヌも妊娠していたから、
いわゆる疎開ね。
南仏に行けば同じようにパリから避難した人たちがいて、
肖像画の注文もみこめるんじゃないかって、
画商としてのズブロフスキー氏の計算もあったみたい。


t5

「青い服の少女」(1918)

この絵にはエピソードがあって、
モディリアーニはいつも、絵の制作と引き換えに、
モデルの子供たちに安い赤ワインの1リットル瓶を
要求していたんだけど、
この子は、間違えてレモネードを一壜もってきて
しまったんだって。

それで素面でがんばって描いたというお話(^_^)。
(キャロル・マン『アメディオ・モディリアーニ』より)


t6

「お下げ髪の少女」(1918)。
この時期の代表作といわれる作品。


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「膝で手を重ねる若い男の肖像」(1918)


t8

「座った若い娘」(1918)

これは、お気に入り(^_^)。


t9,jpg

たまきたちが会話している。
なんか最近、
フィギアの画像すくないんじゃない?
手をぬいてるのかな?
そんなことないと思うよ。
いま、誰が言ったの?


解説)
紹介した子供たちの肖像画は、
この時期に描かれたものの一部で、
他にも印象的な作品が
沢山あります。
また現存する4点だけの風景画も、
この時期に描かれています。
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