Dec 02, 2022

クリスマスの準備

a1

探偵事務所では
コスプレコンテストが話題になっていた。

ジェニーたちの部屋では、
モモコが水兵さんやってるし、
サラたちの部屋では、
ジェットが日本兵の服着てる。
事務所でも協力して誰か参加しようよ。


a2

あんまりああいう趣味ないのよねえ。
とエリスが言っている。
翠さんはCGのメンバーなんでしょう。
変わった戦闘服持ってないの?
専用のがあるけど、本部に置いてあるのよ。


a3

CGの宣伝のいい機会ですからって、
管理部に言えば、きっと許可してくれるよ。
そうねえ。久しぶりにあれ着るか。


a4

広場ではアゼルバイジャンの人が
ルビーと話していた。

ミリタリーじゃなくてもいいんですよ。
また月光仮面で参加しても?
全然構いません。
みなさんにいろんな格好を
楽しんでもらえればいいんです。
改めて審査の対象にもなりますよ。


a5

それで、また参加されるんですか?
ワイシャツ乾いたから、
参加してもいいかなと。
でも月光仮面って、
もう誰も知らないからねえ。


a6

そんなことありませんよ。
とやってきた青年が言った。
僕もあの頃のヒーローが好きなんです。
それで突然ですが、
旅行ガイドされてる方に
お願いがあるんですが。


a7

私に?
なんのことでしょう。
実は普段着で構わないので、
一緒にコンテストに参加してほしいんです。


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私服で参加?
実はまぼろし探偵やりたいんで、
その相方に。
それって月光仮面より
マイナーなんじゃない?


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広場では、マスターとリタが、
倉庫からクリスマス用の道具類を
運び出していた。
そろそろ飾り付け始めるのね。


a91

この前のVIPから電話があって、
官邸ではもう飾り付けしたんですって。
町でも今年は早めに飾りましょう。
言ってもらえれば、
なんでもお手伝いしますよ。
とドイツ兵が言っている。


解説)
クリスマスの飾り付けが始まり、
着せ替え遊びも
少しずつ進んでいます。
Posted at 20:30 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Nov 02, 2022

翌日

a1

アイスが脚立に乗って、
ハロウィンの飾り付けの撤去作業をしている。


a2

コンテストの参加賞の
チョコレートの掴み取りイベントは、
まだ続いているようだ。


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エトナも模造の枯れ木の片付けをしている。


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ウラジミールはゾンビ顔のペイントを
拭っている。
あらどこかで見たようなお顔。
よく言われますが人違いです。


a5

エヴァとリリスが話している。
リリス、そのグローブみたいな手で
掴み取りしたの?
うん。いっぱい掴めたよ。


a6

コンテスト参加者が多かったので、
チョコはどの住民たちの部屋にも
行き渡ったようだ。


a7

ハーシーズのチョコレートって、
ルビーの好物なのかな。
私はキスチョコが好き。


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トカゲ人間のコスプレ残念だったね。
みんな実物見たことないのよ。
そういえばレプティリアンまた来てたよ。
けっこう暇なのかな。


a9

別荘では祝杯をあげることになったようだ。
人数多いからすぐ飲んじゃうね。
また同居人が増えたみたいだし。
そーなの?
ジョニーっていう人とデュアンっていう人が、
逗留するってハリーが言ってたよ。
あ、それにマーリンさんとお連れのこの方も。



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ハリーとマーリンが話している。
留守の間に、実の娘がデビルになっていたとはな。
新しい魔法もどんどん覚えているようだ。
しかし魔法の扉を広場に出現させたのはどう見ても。
うん、あれはたしかに便利だが、やりすぎだった。
さっそくさっき消去しておいたよ。
ああいう扉は人目がつかないところに造るものだ。
どうせ魔術劇場を広場に再建するんだろう。
その中に作ればいいさ。
ヴィヴィアンはなんて?
すぐにわかってくれたよ。
ただ力を試したかっただけのようだ。



解説)
ハロウィンが終わって、
季節は本格的な秋冬モードに。
Posted at 20:29 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Oct 02, 2022

コスプレの愉しみ

c1

デビルがデビルのコスプレするって、
何もしなくていい気もするけど。
ワンピースじゃそれらしくないからって言ってたわ。
その布地持っていくと喜ぶわよ。


c2

池の淵ではジルとハリーが話していた。

珍しいですね。今日はお一人で?
ええ。ギルダはコスプレコンテストに
登録するって、町に行きました。
なるほど。あの服装なら、
登録したくなるでしょうね。
ところで、ちょっと気になるんですが、
お持ちのその羽根は?


c3

ああ、これは天使の羽根です。
というか、実際には、
このまえ迷いの森の方から飛来した、
天使のような姿をした
有翼の女性が落としていったものです。

管理局の者と名乗っていましたが、
たぶん迷いの森と繋がっている
どこか異世界の住人でしょう。


c4

ハリーはジルに、この前の出来事の
あらましを話した。
なるほど。境界が揺らいでいる、
との忠告ですか。
たしかに、異世界とこちらの世界を
行き来する人々もいますからね。
ギルダなんてその典型だ。


c5

その時、池の岩壁の方から
羽ばたく音が聞こえ
黒っぽい鳥のようなものが
降り立つのが見えた。
ジルが、あれはなんでしょう。
と言った。
ああ、あれは、
ヴィヴィアンが散歩中に見つけてきて
懐くようになったコウモリです。
ああしてヴィヴィアンを待っているんです。


c6

それは巨大化した
チスイコウモリのようだった。


c7

やがて別荘の建物からヴィヴィアンが出てきた。
イリヤに、お陰でコスチュームが完成したわよ。
みてみて。と言っている。


C8

あら、ジルさんがきてるのね。
ヴィヴィアンは池のほうに階段を登ってきた。
するとコウモリが嬉しそうに飛んできて、
ヴィヴィアンの腕に留まった。
この妖艶な姿、すごくデビルっぽいでしょう。
うん。すっかり見違えましたよ。
その不気味なコウモリは、飼っているんですか?


C9

この子は、管理局から派遣されてきたらしいの。
散歩中にこの子を見つけたら、
森蔭からこの前の天使の女性の声が聞こえて、
ヴァンパイアから悪魔になった人には、
もれなくおまけでついてきます。
って言ってたけど、どうも私のお目付役みたい。
ヒソコって名前をつけてあげたのよ。


解説)
コウモリは
もとは可動式の
玩具だったと思いますが、
ずっと壁に飾って
放置したままだったのを
使用しました。
Posted at 21:03 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Sep 02, 2022

ジルの別荘で そのに

a1

別荘に逗留する事になったアンジーは、
ヴィヴィアンと話している。

魔術劇場に同居してた皆さんは、
そのまま町に?
それがね。


a2

一応留守番をジャンヌ叔母さんと
マリアが引き受けてくれたんだけど、
ハリーは全く放任主義だから、
たぶんこっちに来ると思うの。
特にあの二人は。


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その時下の別荘の入り口の方で
人の声が聞こえた。

ここのお宅ですよ。
とヘルミーナが言っている。


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イリヤとヨシフが
カーミラやヴィヴィアンのいる
別荘に来たがったので、
ここに遊びにきたことのある、
ヘルミーナが案内してきたのだった。


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ヘルミーナさんが、
男性お二人と一緒に
いらっしゃってますが。

やっぱり来ちゃったのね。
私の美の力は偉大だわ。

ふむ。予想はしていたが、
賑やかになりそうですまないね。
とハリーは言った。


a6

部屋は幾つも空いてますから
全然大丈夫です。
それより最近大きい昆虫を
よく見かけるんで、
気をつけてください。

前からこのあたりによくいるの?

どうも迷いの森から
飛んでくるみたいなんですよ。
去年、大雨で境界のフェンスのある崖が崩れて、
森林公園に大量に侵入したことがありました。
迷いの森には大きな昆虫が住んでいるらしい。
害虫じゃないですが、気持ち悪いので、
あまり近づかない方がいいですよ。


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管理人のエドワードが去った後で
二人が話している。

生き物を大きくする魔術というのは、
人の意識や想像力にとって、
ある意味すごく根源的なものなんだ。
世界のスケールを変える事にもつながるからね。
アリスの体が縮んで不思議の国を冒険したり
床下で小人たちが暮らしていたり。
迷いの森はそういう物語みたいな世界と
繋がっているっていうこと?
沢山の世界と繋がっている可能性がある。
私たち魔族の故郷も、そのうちの
ひとつなんだと思うよ。


a8

なんか聞き慣れない蝉の声ね。
と言っている。


a9

池の淵のかしいだ古木の幹に、
虎柄の模様の巨大な蝉が
しきりに夏を惜しんで鳴いていた。


解説)
いつもながら、
行き先も見えないまま
少しずつ時が進行しています。
Posted at 20:43 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Aug 02, 2022

8月の金魚鉢売り

b1

ベーカリー前は
そこそこ賑わっていた。


b2

「ある愛のうた」聴きたいですか。
背中のゼンマイ巻いてください。
と、パぺはすまなそうにいっている。


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オルゴールの「ある愛のうた」が、
流れている。


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広場でたまに見かける人が露店を出していた。
ヘルミーネが手伝っているようだ。
ヴィヴィアンに、あら珍しいわね。
と言われている。


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私自然がが好きなので、
よく郊外に散歩に出かけてるうちに、
こちらの農家の岸さんと知り合って、
お手伝いすることになったんです。


b6

金魚掬いではありませんよ。
お好みの金魚を選んでもらって、
金魚鉢ごと売っているんです。
ヘルミーネさんのお友達なら、
お安くしますよ。
金魚はうちの池で育てたんです。
あ、私は岸芳樹と言います。
いつもベーカリーや屋台に
新鮮な野菜や果物を提供しています。


b7

ふーん。
金魚鉢か。夏らしくていいわね。
とヴィヴィアンは言った。


b8

鈴木すずが、
ケースの中をを覗き込んでいる。
これはなあに?


b9

うちの用水池にいたタガメです。
肉食で水生昆虫の王者と言われています。
昔は水田などに普通にいましたが、
今では絶滅危惧種で、
販売目的の捕獲、売買は禁止されているので、
売り物じゃありませんよ。

何食べるの?
カエルやメダカやドジョウ。
すご。



解説)
今回は、ちょっと休憩のような
夏の情景でした。

最後のアイテムは、
ユージンの「たのしい、飼育当番。その3」
の「タガメ」です。
2000年代前半の、
セブンイレブン限定のガチャのアイテム
だったようですが、詳細は忘れてます。
Posted at 20:29 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Jul 02, 2022

ベーカリー前で

c1

ベーカリー前は今日も
そこそこ賑わっている。


c2

ベランダには、
ヴィヴィアンとアンジーが
座っていた。


c3

マーリン姿を見せないね。
動いてる、っていう噂だけだったのかも。
忘れるのを待ってるんじゃない?
忘れないようにしないと。


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ベーカリーでは、
昨日ルビーが友人だと紹介した
ラッセルの話題で盛り上がっていた。

ルビーが有名なトレジャーハンターと
友人だったなんて初耳だったわ。


c6

そういえば、あの人、
迷いの森の泉で、知り合いが、
変わったものを見つけたって
言ってたでしょう。
その知り合いって、きっと、
立ち入り禁止の迷いの森に侵入して、
夢見の水を汲んでる盗掘業者だね。


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彼は秘境の遺跡の探検家だから、
同業みたいなもので、
ネットワークがあるのよ。

迷いの森に遺跡があるって話は
聞いたことないけど。


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鈴木すずはヨシフと話している。

「ある愛のうた」聴きたい?
うん。


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ラッセルは屋台のテーブルで
肉まんの朝食をとっていた。

このホテル便利だなあ、
と思っている。


c9

ズタ袋を背負った男が
やって来た。


解説)
今日もぼちぼちと。
Posted at 20:45 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Jun 02, 2022

屋外の休憩スペース

a1

資産家のジルがドルフィンにやってきた。
何か話があるようだ。


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実は最近観光客が増えたので、
高台の方に土地を取得して、
休憩できそうなスペースを確保したんですが、
適当なベンチやテーブルがなくて。

それは楽しいお話ですね。
工作すると時間がかかるので、
とりあえずドルフィンで使っているベンチや、
倉庫にあるテーブルを使いましょう。
とマスターが言った。


a3

リタは休憩スペースを見に行った。
フェンスや花壇は出来上がっているようだ。
西向きの高台にあるので、
フェンス越しに木立の青葉が煌めいている。


a4

森林公園の管理人のソローと二人で
早速ベンチを運びこんでいる。


a5

アンもテーブル運びを手伝っている。

さすがの腕力だね。
普通のフィギアではこうはいかない。
と誰かが言った。


a6

お疲れ様。
ここ見晴がいいから、
きっといい観光スポットになるよ。
と言っている。


a7

さっそくジェニーとモモコがやってきた。
夕涼みにいいかも。
そのペンダントなあに?
とジェニーがリタに
聞いている。


a8

これはドルフィンのシンボル。
今回の作業のお礼にって、
ジルさんからいただいたの。


a9

ジェニーたちがすぐに来たのは
隣だったからだった。


解説)
常設展示スペースを、
少しだけ拡張しました。
これでパソコン部屋の西向きの窓は、
ほぼ埋め尽くし状態に。
Posted at 20:32 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

May 02, 2022

春たけて そのご

c1

こんにちわ。
と女の子は言った。


c2

すると、ドロレスが
ドルフィンの奥から急いでやってきて、
女の子の脇に立った。

この子、ミューっていう名前で、
私の妹なんです。
今朝アンのところに遊びにきて、
さっきまで一緒に遊んでいたんですが、
アンがいなくなったので、
こっちに出てきちゃって。


c3

さっそくアイスが、カメロンパン食べない?
と言っている。
今お腹いっぱいなので。


c4

ねえ、姉妹って全然似てないね。
家庭の事情は様々だからね。


c5

ドロレスはルビーに声をかけて、
小声で立ち話をしている。

アンが昨夜アイスさんとルビーさんに
計画のことを話したと言ってました。
ミューがロボットだということ、
秘密にして、今後とも力になってください。

ええ、できるだけのことはしましょう。
で、ドロレスさん。
あなたも本当はロボットなんでしょう?

え、そんなこと。
誰から。

これまでのあなたたちの行動や
アンの計画のこと、
昨晩からずっと考えていたんだけど、
ミューのお姉さんだという、
さっきのあなたの言葉を聞いてはっきりわかったの。
それってアンの発案でしょう。
アンがミューを作って置いていっても、
ミューを保護してくれる人が必要で、
それも事情を全て知っている人が必要。
あなたにそれを委ねたってことは、
あなたをそれだけ信頼してるってこと。
あなたなら絶対に裏切らない。
なぜなら、ミューの秘密は、
あなたの秘密でもあるからね。

アンが私を利用したっていうことですか?

利用といえばそうかもしれないけど、
アンはそれが一番いい方法だと考えた。
それは、私とアイスに計画を打ち明けたこともそう。
計画に私たちを巻き込むことでミューは安全になる。
私やアイスなら喜んでミューを守るし、
エネルギー源である夢見の水も手配できるでしょう。


c6

アイスって、言った?
ちょっとあれ見てよ。


c7

ミューが動物たちと話しているようだ。


c8

違うよ。
これ囚人服みたいだけど、
マリンルックなんだよ。
とミューが言っている。

ふーん本当かなあ。
とチンパンジーが言ったが、
周りのみんなにはウーウーとしか
聞こえなかった。


解説)
ミューのボディは、やや小ぶりの、
ピュアニーモというアゾンの素体を
使っています。
Posted at 20:41 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Apr 02, 2022

風に吹かれて

a1

ルイちゃん、こっちむいて。


a2

ジェイソンは、タンポポの話が
気になってサラに会いに行った。


a3

なんだかあれ聴きたい気分なの。
わかった。じゃあ、これから
ドルフィンに寄ってから、
そっちで一緒に聴こうよ。
サラさん。
あのタンポポの鉢植えのことですが。
ああ、あれはルルから貰ったの。


a4

ルルさん。
あのタンポポの鉢植えのことですが。
あああれね。日陰に咲いてたの。
そこに行ってみる?


a5

この二つの大きな石の傍に
枯葉に埋もれるようにして咲いてたのよ。
この辺なんだかきれいになってるし、
誰か掃除したみたい。


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アイスはレコードを持ちだしてきた。
「フリーホイーリン・ボブ・ディラン」ね。
それそれ。


a7

サラはアイスを連れて
さっそく部屋に戻った。


a8

慎重にレコード盤に針をおとしている。


a9

A面の最初の曲が流れている。
頭蓋骨は風ばかり吹いていた
長い夢のことを思い出しているようだ。
メメはタンポポの葉を食べたそうにしていたが、
もう骸骨なので食べられないのだった。


解説)
今日は花びら混じりの風の吹く日でした。
崖沿いの裏庭で枯葉を掃いたり。
Posted at 20:41 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Mar 02, 2022

春をよぶこえ そのに

a1

そろそろ炬燵片付けよう。
コンパクトなちゃぶ台ないかな。
わたし、ドルフィンで聞いてみる。
とナオミがいった。


a2

コンパクトなちゃぶ台ねえ。
丸いテーブルなら倉庫にあるけど、
あれは高さが。
脚をちょんぎればいいんじゃない?
とアイスがいった。
あれ木製でかなり頑丈だよ。


a3

ということで、
森林公園でいつも伐採作業などをしている
ヘンリーに脚の切断を依頼することになり、
ヘンリーが権太と一緒にやってきた。

この形状だと、
うまく付け根の部分に沿って切断すれば、
ちゃぶ台がふたつ作れますね。


a4

ヘンリーはチェーンソーで
慎重にテーブルの脚を切断していく。


a5

さすがプロの業だねえ。
とマスターは感心している。
下の部分は
ちゃぶ台にするには脚が短いですよ。


a6

のこぎりなら、
私も得意なんだけど。
リタさんなにしてるの。
このパイプで、脚をつくってるの。


a7

短い脚に差し込むと
ちゃぶ台の高さになるのよ。
グッドアイデアだね。
もっといって。


a8

ジェニーたちの和室まで、
アンが運んでくれることになった。
タカイタカイ、といっている。


a9

すっきりして、春らしくなったわ。
アンさん、ありがとう。


解説)
今回はちゃぶ台の工作でした。
もとのテーブルは、
何年も前にダイソーで購入した
インテリア小物です。

ドルフィンの女性スタッフに
リタという名前をつけました。
Posted at 20:41 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Feb 02, 2022

龍の舞 そのいち

b1

ジャーンと銅鑼の鳴る音がした。


b2

低い太鼓の音がリズムを刻み始めた。


b3

髭の隊長が号令をかけている。


b4

龍の首が起き上がっていく。


b5

龍珠を探して
追いかける動きのようだ。


b6

みんなみとれている。

僕もああやって担いだっけ。
ジェットは、
10年前の春節の踊りを
ふと思い出していた。


b7

警官は迷子をみつけて
話しかけている。
君のお名前はなんていうの?
入間ルイ。
いくつですか?
よくわかんない。


b8

けっこうな迫力だねー。

あのひと、いい動きしてるなあ。
とジェットは観察している。


b9

あの龍、
倉庫の保存状態が悪くて、
髭が片方なくなっててね。
もう少し時間があれば、
補修できたんだが。
なんせ昨日の今日の話だからね。
などとマスターとルビーが話している。

解説)
とりあえず龍の踊りが
はじまりました。
Posted at 20:37 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Jan 02, 2022

お正月の着物

a1

元旦も夜になった。

お正月くらい和服でも着て、
気分をかえてみたら?
うん。


a2

仕舞い込んであったので、
かなりよれてるけど、
よく似合ってるよ。


a3

夜が明けて、
ドルフィンの二階には、
マンスフィールドさんが遊びに来ていた。

いつもぬいぐるみのコレクション
預かってもらってるお礼に、
今年の干支の置物もってきたの。

ずいぶんふくよかな寅だね。
そういえば、
マンスフィールドさんに
新しい住人のレイとアンナを
紹介したいとこだけど、
二人ともどこにいったの?
さっきペンギンでバイトしてる
はるなが着物着てきて、
エトナが写真撮るって言い出して、
四人ででかけたよ。


a4

やっぱり二人で和服きると
お正月気分だね。


a5

こっちむいてー。
とカメラを構えたエトナがいっている。


a6

チーズって、
いわなくても大丈夫みたいだね。


a7

そのとき文学青年がやってきた。


a8

おめでとうございます。
と水やり人のルルに言われている。

めずらしいですね。
いつも本ばかり読んでるもんだから、
たまには散歩にいくようにっていわれてね。


a9

あ、その本、清水鱗造の
「月夜にゾウがはしごをを上っていく」
ですね。
え、この本知ってるんだ。
君は?
ああ、わたし去年の暮れに
ドルフィンの二階に越してきた
アンナといいます。


解説)
お正月なので
着物姿を撮影してみました。
Posted at 21:04 in n/a | WriteBacks (0) | Edit
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