Feb 18, 2022

春をまちながら そのに

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小力貴理子と駒井魔子は
ベーカリーで食事をはじめた。


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魔子さんもきつねうどんが
好きなんだね。


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あの、失礼ですが、
その装束よくお似合いですね。
巫女さんなさっているんですか。
とジャンが声をかけた。
ええボランティアなんですけど、
お稲荷さんで。

リリスのフィギアは、
さっそく「あなた狐の精霊ね」と
テレパシーで問いかけている。
「あら、あなたが、
妹がいってた人形の精霊。
はじめまして。
そのせつは妹がお世話になりまして。」


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私はモモコ。
私は駒井魔子っていいます。
本当は狐舞って書くんですけど、
珍しすぎる苗字でしょう。

モモコは魔子の声をききながら、
リリスと魔子が、
なにやら別回路のテレパシーで
やりとりしているらしいことは
わかったが、その内容は
よくききとれなかった。

「私はリリス。
あなた、この世界でそのまま
人間の姿になれるなんてすごいね。
私なんか異世界や特別な場所でしか、
人間と等身大の姿になれないの。」
「きっとこの世界との
つながりかたが違うんですね。」
「なにかこつはあるの?」


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「あたまに葉っぱをのせるだけですよ。」
と駒井魔子はいった。


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屋台のある東屋では、
丹下健太があたらしい
メニューをはじめようと、
はりきっている。

看板つくったけど。
といわれている。


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看板が増えている。
だれかの好きな物ばかりじゃないの?
だれそれ?
などと言い合っている。


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このちぎり蒟蒻がおいしいのよね。
といっている。


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ラーメンは注文すると、
いろんな味付けのものがたのめるようだ。


解説)
看板の文字は、どれも市販の食品の
パッケージに印刷された文字部分を
切り抜いてボードに貼ったものです(^_^)。
Posted at 20:29 in n/a | WriteBacks (0) | Edit
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