Sep 18, 2026
マークの村へ

ヴィヴィアンは
ホテルに戻ってくる途中で
リンリンに出会った。
いいお湯だったわ。

あら、あれは?
この広場の向こうに
転送装置があるんです。
きっと宇宙ステーションからの観光客ですよ。
商売繁盛なのね。

ホテルの前庭で、ダリオに出会った。
ヴィヴィアンさん。
湯上がりに散歩でもしませんか。
村にご案内しますよ。
美味しいレストランがあるんです。
お願いするわ。

二人はマークの村に向かった。
いいお天気ね。
スワヒリ語で
ヘワヌズリ
っていうんですよ。

ジャングルを抜けて
村外れのフラハの家の前に到着した。
家からフラハが挨拶している。
ここからちょっと歩きます。

二人はまたジャングルを抜けて、
マークの村に到着した。
このあたりが集落の中心地です。

挨拶してる。
あの人は?
アマンダって言って、
村でハウスキーパーをしてる人です。
みんな彼女に頼んで、
庭の手入れや留守番をしてもらうんですよ。

ここが村で唯一のレストランで
夜は酒場になります。
豹変亭っていうんです。
変わった名前ね。
なんでも名前の由来があるそうですが、
聞いたことなくて。

二人は軽食とワインを注文した。
これはなんのお肉かしら。
上質の新鮮な牛肉ですよ。
けして禁猟指定の野生動物のものではありません。
と給仕をしていたアンドレアが言った。
こんな秘境みたいなアフリカの奥地で
そんなお肉が手に入るの?
この村には二つの交易ルートがあるんです。
一つは村外れにアーネストっていう
お医者さんが住んでいるんですが、
彼は実は亡命中の革命家で、彼の部下が
ゲリラの連絡ルートを使って、
物資を運んできてきてくれるんです。
もう一つは私たちが運んできます。
私たちって?
村長のマークと私。
フラハも協力してくれます。
そういえばダリオさんは
別世界から来た魔族だったわね。
鏡の扉を使ってそんな商売していたの?
商売といえるほどのことじゃないですよ。
最初は飢餓対策で
マークから声をかけられたんです。
ボランティアで始めたことですが、
最近やっと観光に来る宇宙人が
雑貨を買ってくれるので軌道に乗りました。
宇宙人も協力的なのね。
彼らにとってホテルのあるこの村は、
保護区のような貴重な観光地なんです。
表向きは人類との交流は
禁じられているみたいですが、
地球オタクが大勢いるみたいで。

アンドレアとローズが話している。
とうとうヴィヴィアンも現れたか。
メイヴの封印を解いた時、
出会ってるはずなのに、
私たちには全然気がついていないみたいだった。
あの時は
すぐ逃げ出したからね。
ここにはCGのアイスもルビーも
来たことがあったから、
多分彼女たちから噂を聞いてないだけよ。
ここにいるのがバレたらそれまでね。
彼女は悪魔でしょう。
CGとは知り合いかもしれないけど、
バレても私たちを襲う理由はないはず。
まあなんとかなるわよ。
解説)
続きます。
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