Oct 26, 2021

展覧会はおわっても

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文学青年さん考えすぎ。
それより、どんな作品が好き?
とたまきがいった。


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「婦人像」(1917-18)

好きっていうか、この肖像画に
なぜだか親しみを感じるんだ。


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私もなぜだか、そうなのよね。
とたまきはいった。

そうそう。
とナオミもいった。


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こうして、連日
入場者はいれかわりたちかわり。


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展覧会は盛況のうちに幕を閉じた。

もう一ヶ月たったんだ。
あっという間だったなー。
と夏木さんは思っている。


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アルのビストロでは、
マンスフィールドさんに肖像画を
交換してもらえて、
アルと探偵が祝杯をあげていた。

そこに飾ろうかな。
さすがに店の正面の窓はまずいよ。


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そのころジェーンは、
ひとりで玄関の壁の絵を眺めていた。


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ここにくれば、
いつでもあの絵が見られる。
いつからあそこにあるんだろう。


解説)
玄関正面の複製画は、
1979年の「モディリアニ展」の
会場売り場で入手したもの。
ずっと飾りっぱなしなので、
フィギアたちの反応には
訳があったのでした。

展覧会のシリーズ、
最初はカタログ解説だけで
やろうと思ってましたが、
途中からはまってしまい、
手元の資料もこんな感じに。


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掲載作品選びに悩んだり
あれこれ愉しい日々でした。
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