Haizara-Cho::Suigara-yama 99[Shinsuke Kirita]

もうすぐハロウィーン

サラたちの部屋では、
コスプレの着付けのお礼にと、
ジェイソンがお土産に買ってきた
ケーキを食べ始めるところだった。




どれも美味しそう。




私はこれにしよう。
ケイもジェットも出かけていて
いないのよね。
痛まないうちにみんな食べちゃおうか。




ケイはペンギンで、
コスプレ仲間のアルさんたちと会っているはず。
ジェットはコンテストに登録するって
出かけたままだけれど。
そうね。悪くなるといけないからね。




その時、ジェットが帰ってきた。
チェーンソーを抱えている。
あ残念。お帰りなさい。
また凄いのもってるね。




ちょうど映画「13日の金曜日」の
ジェイソンのコスプレやってる
森林管理人のソローに会って話したら、
凶器にって、仕事で使う
チェーンソーを貸してくれたんだ。
自分でコスプレに使えばいいのにって言ったら、
「13日の金曜日」シリーズでは
チェーンソーは使われていないんだって。
意外だね。




「13日の金曜日」のジェイソンって、
僕と同じ名前なので、ややこしいですね。
そうでもないと思うよ。
割とよくある名前だからね。
と言われている。




ドルフィンの二階のベランダは、
ハリーたち魔術劇場の関係者の
溜まり場になっていた。
見晴がいい場所、確保できてよかったね。
ここなら面白そうなコスプレの人を、
すぐ見つけられるし。




広場を見下ろしていたヴィヴィアンが
さっそく誰かを見つけたようだ。




あれ、ジャンヌ叔母さんだ。
登録しにきたみたいだよ。
わたし行ってくる、とマリアが言った。


解説）
あっという間に10月も後半。
今日もハロウィン祭りたけなわです。

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