Jun 24, 2023

紫陽花とカエル

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高台の休憩所では、
ルルが鉢植えの手入れをしていた。


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青々としたカポックは、
本物のようだ。


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フェイクグリーンばかりだけど、
紫陽花尽くしだね。
もう6月も終わりだから。


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このアオガエル、
ずいぶん大きいんじゃない?
と和歌子が言った。


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でもすごく可愛いわよね。
と江本友恵が言った。


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そこに散歩中の
ヴィヴィアンがやってきた。

あら、今日は素敵なお店開いてるのね。
何見てるの?


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すごく大きなアオガエルが
いるんですけど。

ふーん。このこ、
もっと大きくなりたいって、
言ってるよ。


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ヴィヴィアンが手をかざして、
呪文を唱えると、
薄い煙が立ち込めて。


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カエルはさらに巨大になった。


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カエルは
嬉しそうに去っていった。


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この人、
なんでもありなのね。
と友恵は思っている。



解説)
このところ満開のアジサイや、
新しいカポックの鉢植えなどを
載せたついでに、
梅雨時なのでアオガエルも。
大きなアオガエルは、
ポンプ式でジャンプするタイプの
セリアの幼児むけ玩具です。

藻が繁殖したような器の緑色の水は、
半透明のとろっとした粘土です。
綺麗なので買ってあったものですが、
使い道は普通になりました。
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