Jun 04, 2026
みすずの家で

忘れられた夢の世界の
湖のほとり。

シェルに乗ったシノと蜘蛛が、
ジャングルを抜けて来た。

あれがみすずの家よ。
ふーん。あの家もなかなか
古色蒼然としていますなあ。

シノたちが家に行くと
ちょうどみすずに出会った。
あらシェル。
シノも一緒なんでしょ。
と言われている。

シノはシェルから降りた。
ディアナ、珍しくシノが来たから、
お茶にしましょう。
とみすずが言っている。

フミコも加わり、
応接間でお茶会が始まった。

サラ?
10日くらい前に、シモーヌと
エリーゼっていう幽霊の女の子と一緒にきたけど、
常春の国に行くって言って、
出かけて行ったわよ。
とディアナが言った。
そうなんだ。

シノはあちこち見て回るのが好きだったわね。
常春の国には行ったことがあるの?
まだ行ったことがないわ。
シモーヌっていう魔族が作った国で、
精霊だけが住んでいるんでしょう。
シモーヌっていう人にあったら
頼もうかと思っていたんだけど、
彼女と知り合う機会がなくて。
サラに聞いた話だと、
アーキスっていう夢食いも住んでいるらしいわよ。
元はローゴスの仲間だったけど、
今は改心して治安のために見張りをしてるんですって。
サラに会いたいなら、常春の国に行ってみたら?
鏡の扉の呪文は私が覚えてるから、
扉を開けてあげるわよ。
とフミコが言った。
シェルも行ってみたらいいわ。
あなたは別世界に行ったことがないんでしょう。
とみすずが言った。
私はロボットなのでそういうのは苦手で。
シノの家で留守番していますよ。
まあそう言わずに。
こういう機会も何かの縁よ。

シェルと一緒に行けるといいけど、
シェルは体が大きいので、
あの扉を通るのは無理でしょう。
とシノが言った。
だったら、特別に魔法をかけてあげる。

フミコが呪文を唱えると、
薄い煙がたちのぼり。
鏡の扉が巨大になった。
魔族はいいなあ。
とシノが言っている。
解説)
続きます。
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