Jun 24, 2026

蜘蛛たちの島など

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シモーヌとサラは、
クモコとクモスケを連れて
小島の見える場所までやってきた。

あの小島はどうかしら、
あなたたちのために新しい世界を
作ってあげたいけど、
あなた方は侵略的な夢食いでしょう。
それはちょっと無理なの。

あの小島に住んでもいいんですか。


a2

一行は鏡の扉を使って
小島にやってきた。


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森に潜んで生き残っていた蜘蛛たちや、
異世界から遅れて引き寄せられてきた
夢食い蜘蛛たちが集まってきた。

ありがとうございます。
ここなら夢の世界と同じです。

小さな島だけど、
海が境界だと思えばいいのよ。
壺中天っていうでしょ。
鏡の扉は消しておくから、
頑張って理想郷を作ってね。


a4

二人は湖の岸辺に戻ってきた。
二人を見つけて飛んできたアーキスと
話している。

なんだと。
あの小島をくれてやったのか。
また侵略してくるかもしれないぞ。

そうしたくなったら、
姿を消して別の夢の世界に行くと思うわ。
ここには、あなたもいるし。

そ、そうだな。
力の差を見せつけてやったからな。


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二人はお城に戻った。

賑やかでしたが、
すっかり平穏を取り戻しましたな。


a6

アスラーダを魔法で呪縛して
眠らせたのには驚きました。
とソファにいたユリイカが言った。

彼のことを知ってるの?
とサラが尋ねた。

名前を噂で聞いたことはあります。
幽明界にも色々な世界があって、
アスラーダが住んでいたのは、
僕たちにとっては未知の世界。
彼は行き来することができるから、
エリーゼを探しているという
噂が広まっていたんです。


a7

アスラーダが呼んだ魔神みたいなモンスターも、
そういう世界から来たのかもしれないわね。
攻撃魔法に耐性があるなんて、
あれはたぶん普通の夢食いじゃないわ。
と、シモーヌが言った。

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ちょっと気になるなあ。
噂を聞いた幽霊たちに、アスラーダのこと、
もっと詳しく教えてもらえないかしら。
とサラが言った。

仲間は簡単には呼べないんですよ。
それに、呼び出すには、
それなりの場所やきっかけが必要なんです。

幽霊が好みそうな場所ねー。
そうだ。
あそこなら。
とサラが言った。


a9

どこに行くんですか。

シビルの住んでいる島。シビルには、
エリーゼもみすずの家で会ったことがあるでしょ。
彼女は特殊な夢食いなの。

ああ、生前私の夢に入ったことがあるって言ってた。
あの方なら呼べるかもしれないわね。

私たちは留守番してる。
とシノが言った。



解説)
続きます。
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