Sep 15, 2026
ホテル・ナジャ

アフリカのフラハの家の
裏庭にある鏡の扉から、
ヴィヴィアンが現れた。
おや。君は誰だい?
フラハ。私よ。
ふむ。
その声には聞き覚えがあるが。

ヴィヴィアンが呪文を唱えると、
幻影のイメージが浮かび上がった。
なんと、ハリーの娘の
ヴィヴィアンだったか。
これは2年前に
あなたに最初にお目にかかった時の
私のイメージよ。

その格好は、ハロウィンのコスプレかい。
とんでもない。
これが私の本当の姿なのよ。
ふむ。そういえば、君は悪魔だったな。
やはり悪魔とはそういう格好をしているものなのか。
まあそうみたいね。
私、ホテル・ナジャに泊まりにきたんだけど、
道順がわからなくて。
ああ、ここから
ジャングルを少し歩くといけるよ。

ヴィヴィアンは、
フラハに言われた通りに
ジャングルをかき分けて行った。

ヴィヴィアンは、
程なくホテルの入り口にたどり着いた。
その姿に気がついたリンリンが手を振っている。

二人は前庭を通って
ホテルの建物に向かっている。
シーザーも二人に気がついたようだ。
ヴィヴィアンさん、鏡の扉を使えば、
ホテルに直接来られたんじゃないんですか?
ホテルの宿泊客は宇宙人が多いんでしょ。
ここではなるべく魔法は使わず、
フラハの家から移動することに
なっているのよ。

ヴィヴィアンはホテルのフロントで
フンボルトと話している。
ヴィヴィアン様、
お部屋はどうなさいますか。
もし空いてたら、
両親がよく使ってた部屋にしてちょうだい。
眺めが良くて快適だって言ってたから。
はい。
僕がご案内します。お荷物は。
特に何もないのよ。

リンリンはヴィヴィアンを
部屋に案内した。
確かに居心地は良さそうね。

リンリンがフロントに戻ってきて
話している。
お客さんの扱いは、慣れてるんだけど、
ヴィヴィアンさんには、
なんか緊張しちゃうなあ。
あの姿だしね。
フミコ様を蘇らせてくれたのも彼女だし、
あの人、すごい魔力の持ち主なんだろう。
とシーザーが言った。
クロやトラやボギーや僕を
今の姿にしてくれたのも彼女だよ。
すごく優しい人だよ。
とフンボルトが言った。
解説)
続きます。
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