Sep 25, 2026
花の咲く場所

三人は休憩していた。

魔族は薬草に詳しいんでしょう。
ヴィヴィアンはこの花知ってた?
私は赤い魔術書勉強したことないから。
ハリーなら知っているかも。

村の近くには、もう一箇所、
ピンクの花の咲く薬草の群生地があるんだよ。
そっちの方は、切り傷の特効薬なんだ。

軽い食事を済ませて、
ヴィヴィアンはあたりを散策している。

ヴィヴィアン。
何してるの?
ちょっと話を聞いてるのよ。
なんて言ってるの。
お腹が空いてるって。

豹の子供たちが、
不思議そうに見守っている。

その時、ジャングルの奥から
レプティリアンが現れた。
あ、あれはシベールだ。

やあ、こんなところで出会えるとはね。
知らないかもしれないが、
ここは我々がリクガメを採取する区域なんだ。
ここには珍種が多いのでね。

それは地球の環境に手をつけないっていう
宇宙連合との協定違反じゃないの。
そこはそれなんだよ。
ペットとしてトカゲやリクガメを飼うのは、
彼らと協定を結ぶ前からの、
我々のささやかな趣味なんだ。
君たちもいろんなペットを飼うだろう。
ふーん。
わかったわ。
宇宙連合に報告はしないけど、
リクガメは絶滅危惧種も多いから、
せいぜい乱獲はしないようにね。
アイスは話がわかるなあ。
お、もうおやつの時間か。
これで失礼するよ。

シベールが立ち去った後、
ほど近い森陰から円盤が
空に舞い上がるのが見えた。
ヴィヴィアンは何も言わなかったね。
私、シベールって
私の魔力に興味を持っているって聞いてから、
どうも苦手なのよ。
解説)
続きます。
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