Sep 29, 2026

メイズのリクエスト

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ヴィヴィアンさん。
ようこそ宇宙ステーションへ。
艦長のメイズと副官のオニールです。

あ、どうも初めまして。
私のことをご存知なのね。



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それはもう、色々と。
私たちはずっと地球を観察していて、
あなたの情報も届いてくる。
それに、あなたのご両親や、
サラやシモーヌからも噂を聞いているわ。
魔族から悪魔になったあなたのことは、
特に注目していたのよ。

ヴィヴィアンは悪魔になってから結構、
魔法を使いまくりだったから目立つのよ。
空を飛んだり、犬や猫を人間に変えたりしたでしょ。
とアイスが言った。

そうかしら。
そんなことまで知られているなんて。

地球にはかなり宇宙人が紛れ込んでいるんですよ。
レプティリアンのように
あなた方が光学迷彩と呼ぶマントで
姿を隠しているものもいる。
壁に耳あり障子に目ありです。

その例えはちょっと。


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それはともかく、
この惑星にはいくつか特異なゾーンがあるの。
一つは迷いの森と呼ばれている地域だけど、
ここは異空間で全く別格。
でも他にも魔族の魔法が関わっている
と思われる地域がある。
そこでは空間自体の質が異なっているの。
そんな地域の一つの近くで、
地球観光をしていた円盤が
不思議な情景を観察したのよ。
上空に花火のようなものが打ち上がり、
一帯を覆い尽くした。
けれど観測しても周辺環境に
何の実質的な変化もなかった。

ああそれね。

そういうことは、たまに起きて、
それが魔族の魔法の仕業だということはわかっている。
でもその時の光景は、規模が違った。

あれは黒木さんとシモーヌとフミコと
ヴィヴィアンと私が一緒にやったからね。
でもそのことももうご存知なんでしょう。
とアイスが言った。

そうそう。花火が幻影で
魔法で花火を作り出したのが誰かもわかったわ。
その花火の情景は宇宙ステーションにも
転送されてきて、みんなで楽しんだんだけど、
特に私が気に入ったのは、超新星の爆発。

あああれね。

それで、私からのリクエストなんだけど、
また見せてくれないかしら。


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それなら、
お安いご用よ。

三人は天体がよく見える場所に移動した。


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ヴィヴィアンは呪文を唱え始めた。
薄い煙が立ち上っている。


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宇宙空間に超新星の爆発する
幻影が出現した。


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なんて美しい。
とメイズは呟いている。


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別室のフロアでも
みんなが見上げていた。


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メイズ艦長。
もしかして私たちを呼んだのは、
今のが見たかったからなの?
とアイスが言っいる。

そうよ。
ノヴァとエリスが
あなたたちを船に招いたから、
いい機会だと思って。
ヴィヴィアンどうもありがとう。
私たちのように、長い間星の海で生きていると、
ああいうイベントが感動的なのよ。

その気持ちはわからないけど、
わかる気もするわ。
とヴィヴィアンは言った。



解説)
続きます。
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