Oct 18, 2026
ヴィヴィアンに会う

ジェイソンがアイスに話している。
僕、アフリカのホテルって
まだ行ったことないんです。
あら。行ってみる気になったのね。
じゃあ私が案内してあげる。
アイスまた出かけるの?
僕も一緒に行っていいですか。
僕も行ったことがなくて。
とケイが言った。
どうぞどうぞ。

さっそく、デジャの鏡の扉を抜けて
アフリカのフラハの家の裏庭に来たアイスたちは、
フラハと話している。
やあ。フラハは、
広場のハロウィーンには行かないの?
このところ、出入りが多くてね。
観光の宇宙人は呪文を使えないから、
ここで扉の管理人だよ。
緑がすごいですね。

ジャングルを抜けて、
三人はホテルに到着した。
ヴィヴィアンはいる?
温泉に入っておられますよ。

三人はホテルのフロントに行った。
部屋は空いてるの?
ほとんど満室です。
転送装置から来られる方たちは
地球上ではホテルに泊まることが、
義務付けられているようでして、
ハロウィーン見物の帰りに
泊まって行かれるんですよ。

三人はホテルのロビーで
ヴィヴィアンを待つことにした。
普段は畑仕事などをしてるんですが、
今はみんなハロウィーンに出かけていて。
とリンリンが言っている。
あれがアフリカの山々なんですね。
キリマンジャロは見えますか?
とジェイソンが言っている。

そうこうするうちに、
ヴィヴィアンが温泉から帰ってきて、
部屋に招いてくれた。
珍しい顔ぶれね。
どういう風の吹き回しかしら。

私もちょっと驚いてるのよ。
珍しくジェイソンが広場に来て、
あなたに会いたいっていうから、
案内してきたの。
とアイスが言った。
ハロウィーンになって
今年は何故か急に元気が出て
動きたくなったんです。
それでヴィヴィアンのことが、
頭に浮かんで。
とジェイソンが言った。
僕はおまけでついて来ました。
とケイが言った。

それで今年の広場のハロウィーン祭には、
本物の幽霊が姿を見せてるみたいなのよ。
ジェイソンも本当の姿は骸骨で、
お仲間みたいなものでしょ。
それで元気になったんじゃないかって。

ハロウィーンに祖霊が戻ってくるというのは、
昔から言われていることだけど、
これまではそんなことはなかったわね。
幽霊たちは何かきっかけがないと出てこないらしいから、
誰かが招いたんじゃないかしら。
それと、ジェイソンが元気が出て動きたくなって、
私のことを思い出してくれたっていうのは嬉しいわ。
私もあなたのことを忘れてたわけじゃない。
さっきも温泉に浸かりながら思い出していたの。
とヴィヴィアンは言った。
解説)
続きます。
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