Sep 11, 2026

メイヴと話す

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私を呼んだのは誰だ。
なんだ、またお前たちか。

3年ぶりねメイヴ。

気安く私の名を呼ぶなよ。
お前は確か悪魔のヴィヴィアンだったな。
迷いの森で待っていたんだが
ずっと来なかったじゃないか。
こんな場所に私を呼んだのは、
決着をつけたいのか。

あなたの仲間が大勢いるところに
わざわざ戦いに行くわけないでしょ。
それに決着をつけようと思って、
呼んだわけじゃないの。


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この頭蓋骨を見つけて、
あなたのイメージが浮かんだので、
あなたにゆかりのあるものじゃないかと思って、
わざわざ呼んであげたのよ。

なんだ親切なんだな。


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メイヴは頭蓋骨を手に取ると、
じっくり眺めて言った。

たしかにこの頭蓋骨は
私の娘のものだ。
長い間行方知れずになっていたが、
どこで見つけたんだ。

海底で出会ったタコからもらったのよ。
タコは沈没船の中で見つけたんだと思う。
とアイスが言った。

そうか。
まだ娘にはパワーが残っているようだ。
私のイメージが浮かんだというが、
娘が知らしめたのだろう。
どうやらお前たちには借りができたな。
礼をいうよ。じゃあな。

ちょっと待って。
その頭蓋骨は、メメみたいに
あなたを召喚するための呪具じゃないの?

それはその通りだよ。
話せば長い話だ。
私たちは別世界で生きていたが、
追放されてこの宇宙の辺境の世界に放たれたんだ。
太古の昔、私はこの力で、人間たちから
様々な名前で呼ばれ、崇められるものとなった。
しかしそんな時代が終わると、私はお役御免になった。
私は私の眷属の心の無意識の底に封印されてしまったのさ。
しかし私の復活を信じる人間たちがいて、
封印を解く方法を見つけて伝承として伝えた。
その方法は私を操っていたものたちが、
使い回していた方法と同じだ。
彼らは私を特定の私の仲間の
無意識の底に封印したり解放したりすることで
私をコントールしていたんだ。
この私の娘もそんな彼らに指定された
よりしろの一人だった。

その彼らって。

封印する力を持つものって
魔族しかいないでしょう。

魔族か。
そういえば大昔に私を崇拝したのも
時には戦いを挑んできたのも
リーダーは彼らだった。
魔族には確かに封印する力を持つものもいる。
だが、魔族じゃないよ。
ああ。もういくよ。
早くこいつの面倒を見てやらないと。


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そういうと、メイヴの姿は
茂みの奥から、かき消えていった。

随分、あっさりしてたわね。

軽くやっつけちゃってもよかったけど。
戦う気分じゃなかったみたい。


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一応、ハリーに報告しましょう。

また井戸の底に降りるのね。


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二人は魔術劇場に戻り、
出入り口の鏡の扉を使って外に出た。

ハリー夫妻は
まだ島の広場にいるかしら。


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いたいた。

ハリーさん。
あの頭蓋骨をメイヴに返してきました。

ふーん。
やはり彼の仲間のものだったか。


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他のみんなは?

フミコはミミコの世話があるからって、
みすずの家に帰ったわ。
黒木さんも恐竜が見たいと言って、
ついていった。
シモーヌは、マーレを案内するって言って、
二人で常春の国に帰ったわ。

それでヴイヴィアン。
メイヴと3年ぶりに会って戦ったのか。

頭蓋骨を返しただけよ。
娘の頭蓋骨だったらしくて、
喜んでいたわ。

それは良かったな。
お前も大人になったものだ。


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アイスは、メイヴの言っていたことを、
ハリー夫妻にも話して聞かせた。

なるほどなあ。
別世界から追放されてきたというのか。
やはりただの夢食いではなかったな。
しかし別世界というだけでは、
今ひとつイメージが湧かないなあ。

別の宇宙のことじゃないの?
パールが言ってたことと関係がありそう。
とカーミラが言った。



解説)
続きます。
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