Dec 12, 2023

冬の装い

a1

ペンギンの前で。

ミラは肉まんを食べている。
それ美味しそうですね。
マンゴー亭のアンナが
お土産にくれたのよ。


a2

あ、エリスさんだ。


a3

コート姿のエリスと探偵が、
二階の探偵事務所から降りてきたのだった。

久しぶりに、あったかいものでも
食べに行こうってことになってね。
と言っている。


a4

広場は夕暮れでも賑わっていた。


a5

ジルさんが防寒コート姿なんて珍しい。
ルビーもそんなの着込むと、
冬到来って感じだなあ。


a6

寒さは全然感じないけれど、
変に思われないように、
私も何か着た方がいいかしら。
とドロレスは思っている。


a7

マンゴー亭では、
レイとアンナとはるなとかなが、
旧交を温めていた。

アンナは陸上部の先輩だったのね。
かもしかの足、変わりませんねー。
焼き芋もっと食べる?


a8

この近くにはサラも住んでるのよ。
サラさんもいるんですか。
会いたいなあ。
今度遊びに行こうよ。


a9

あれ、デジャから出てきたの、
アンジーじゃない?


a91

アンジーは白いコートに
身を包んでいた。


a92

もう冬だからね。
これからデイト。
っていうか、
仕事の打ち合わせなんだけど。
アルのビストロで。
とジムがいった。


a93

おお、焼き芋とは懐かしい。
どこで売ってるの?
今日のマンゴー亭の特別サービスだよ。



解説)
ごく普通のスナップ風景尽くしですが、
今回は冬服への着せ替えがメインです。
6人分ほどコート類を着せて遊んでいました。
Posted at 20:23 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Nov 12, 2023

ウェルズの到着

b1

周囲には鬱蒼とした木立が続いている。
ここは森の中のようだ。


b2

これで移動するのは
あきらめた方が良さそうだ。

タイムマシンはシューシューと
音を立てている。


b3

ウェルズは茂みに降り立って。


b4

ポケットから小型の装置を取り出して、
マシンに向かってスイッチを入れた。


b5

すると空間が一瞬歪んで
マシンの姿がかき消えた。


b6

ウェルズは慎重に
銃を構えて
歩いていく。


b7

しばらく行くと
大きなハリネズミに出会った。

ウェルズは
やあ、ブラウン。
早速森の探索かい?
と言われている。


b9

ブラウン?
あ、私はブラウンじゃなくて、
ウェルズっていうんだ。
顔はよく似てるけれど。
ブラウンを知ってるんだね。



解説)
続きます
Posted at 21:02 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Oct 12, 2023

広場での再会 そのご

b1

これで完成よ。
すずちゃん、ちゃんと前が見えるでしょ。


b2

うん、これなんのコスプレ?
ヴェネチアのカーニバルに
よくあるような仮装のイメージね。


b3

どこかいい場所ないかなあ、
とSPが思案していると、
都合よくヴィヴィアンがやってきた。

ルビーから事情を聞いたヴィヴィアンは、
だったらデジャに来れば。
言った。


b4

ボスがまもなく到着しますが。
了解。


b5

ヨシフ、お店は
貸切状態にするからね。
わかりました。


b6

今、お店に入って行っちゃった?
やられましたね。


b7

政府要人はヴィヴィアンに
店にいた常連客を紹介されている。
みんな信頼できる人たちよ。


b8

やあ、色々ありがとう。
ところで君はなんとかいう名前の
女優さんに似てるねえ。


b9

みんな興味津々で注目している。

ここからだとガラス戸から
広場が見下ろせるし、
下のマンゴー亭から
肉まんのデリバリーもできますよ。
そうかそうか。


b91

そのスーツケースは。
ああ。これいつも持ち歩くように
言われてるんだが。
これなんだったかなあ。



解説)
時間が少しずつ過ぎています。
Posted at 20:28 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Sep 12, 2023

買い物の報告

c1

町に戻ったサラは、
ヴィヴィアンが運んでくれた荷物を受け取り、
ドルフィンのマスターに、
ドールショーでの買い物の報告をしていた。


c2

この帽子、ビーズでできているのよ。
と言っている。


c3

Blue Garberaのブースで
購入したビーズ製の帽子。


c4

テーブルには、
電流計や磁石、虫眼鏡が置かれている。

電流計は、シェリー博士に頼まれたの。
他のものはセットになってたから。
とサラは言った。


c5

バンダイのガシャポン、
「僕の小学校」のアイテム。
全八種のうちの一つ
「第二理科編」です。


c6

ドルフィンのマスターとマンスフィールドさんは、
メガネや救命具、
指輪付きの白い手袋を装着している。

メガネはよく壊れるから、
いくつあってもいいね。
このライフジャケットも役に立ちそうだ。
指輪の宝石が綺麗だわ。
などと言っている。


c7

透明なレンズの入ったメガネ。
バラ売りの単体で購入しました。


c8

ライフジャケット。
米軍で使用されているタイプのようです。
バラ売りの単体で購入。


c9

指輪付き白手袋。
正確にはクールガールやレディスミッションの
素体用の両手部分のパーツです。
白い塗装を肌色に塗り替えれば、
素手で普通に指輪をしている状態に。
バラ売りで購入。


c91

これはなかなか、いい感じの
ゴーグルだなあ。


c92

「ナガセ エレクトリック ワークス」
のブースで販売していたゴーグル。
3Dプリント製品と言うのに惹かれて購入。
取り扱いに注意が必要のようですが、
エッジの部分の再現性など精密な出来栄え。



解説)
先日行った
「ドールショー秋 浜松町」で
購入したアイテムを紹介してみました。
Posted at 20:25 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Aug 12, 2023

回収に そのに

a2

その時、
ナディアの右足に
蜘蛛の糸がスルッと伸びて絡みついてきた。


a3

ナディアは思わず
バランスを失って転倒してしまった。
強い力で引っ張られている。


a4

あそこにブラッキーが。


a5

蜘蛛の巣の一部がが揺れて
大きな蜘蛛が姿を現した。


a6

ナディアはなんとか足を引き抜いて、
体勢を立て直し、
三人は一斉に銃を構えて
射撃した。


a7

どうやら片付いたようね。
この網ってまだ触手みたいに動いている。
これは一見普通の蜘蛛の糸みたいだけど、
これ自体で生きているブラッキーの共生体。
また別のブラッキーが来たら、
コントロールされるから、
早めにボディを取り出しましょう。


a8

舞子はブラッキーの死骸のそばで、
ここにヘルメットもあったよ。
と声を上げている。


a9

その時上空からヒゾッコの声が聞こえた。

複数の大型生物が、
森林の中をこちらに向かって移動中。
さきほどの銃声を聞きつけたようです。
到着までの時間は?
移動速度から換算して、
あと10分程度は。


a91

ここは無用な戦闘は避けましょう。
三人は大急ぎで舞子のボディを
ナディアのビーグル号の荷台に
くくりつけると、帰還することしたのだった。



解説)
続きます。
Posted at 20:39 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Jul 12, 2023

朝のひととき そのに

c1

それは高性能のリボルバー。
昔、CGっていう国際組織の
戦闘員の標準的な装備品だった。
扱い方はわかる?

武器を携帯するなんて初めて。
しかしレイチェルは、
自分でも驚いたことに
手慣れた感じで、ベルトを装着していた。


c2

とても初めてとは思えないわね。
さすが戦闘用アンドロイド。


c3

これはヘルメット。
体のパーツは損壊しても取り替えが効くけど、
頭はガードしないとね。


c4

私も扱い方全然知らないんですけど。
とようやく装着をすませたドロレスが言った。
あとで誰かに教えてもらって。
射撃の練習もした方がいいかなあ。


c5

ヘルメットを被ると、
レイチェルは
ちょっとスーパーヒーローにでも
なった気がした。


c6

この武器を使ってたCGっていう国際組織、
やっぱり戦争で全滅したんですか。

一人だけ生き残った、
ラパスっていう友達がいるわ。
ラパスは西のエリアにある、
壊れたシェルターを改造して住んでいるの。

一瞬のことだったが、
二人の視界がモノトーンになった。
しかし何事もなかったかのように、
ツナは、そろそろ外に出ましょう。
今日も楽しいクズ拾い。
と言った。


c7

戸口の横の井戸には
いかめしい金属製の
器具が被せられていた。
これは濾過装置だよ。
とバンクが言った。


c8

人間の飲料水と燃料用の水、
分離して必要成分を添加して、
生成する装置でもあるんだ。

起き抜けなので顔洗わせて。
と、ドロレスが言っている。


c9

ツナはミトラと話し込んでいる。
どうやら昨夜ドーダが持ち帰った
卵の話をしているようだ。

その殻が固くてね。
防御用ヘルメットに使えるんじゃないかと、
ドーダたちと加工してたんだけど。


c91

そこに、
ヘルメットが完成しそーだよ。
出来栄えはどーだ。
などと言いながら、
ソーダとドーダがやってきた。


解説)
続きます。
Posted at 20:28 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Jun 12, 2023

貝の夢 そのさん

a1

水盤の中央から
水が湧いているようだ。


a2

水をひとすくいして、
口にしてみると、
夢見の水の味がしたような気がした。
さらに覗き込むと
水底に小さな貝が見えたので、
サラはその貝を拾った。


a3

その場から出て見上げると、
木の梢にオウムのような鳥が
留まっているのが見えた。
木の枝ぶりは海風のせいか
波のようにうねっている。


a4

アーチのある場所に戻ったサラは
海を見ている。


a5

心地よい潮風の中
届くのは寄せ返す波音ばかり。
サラはだんだん眠くなってきた。


a6

サラが目覚めると、
部屋にはキャップテン・クックドゥーが
遊びに来ていた。


a7

本当に海の夢が見られたわ。
海の夢っていうより、
海辺の夢で、どこかの島みたいだった。


a8

その島はね。
たぶん誰かが浜辺でその貝を拾った島だよ。
夢は貝の思い出なんだ。

契約さえすれば、貝の記憶は封印されて、
海賊船で航海する夢が見られたはずなんだが、
契約書は破ったので、
貝自身の想い出が解き放たれたんだろう。

島には赤っぽいオウムもいたのよ。
ああ、それはきっと私の飼っていたオウムだよ。
そんなことってあるの?
封印が解かれても、
私の想い出が少し残っていたんだろう。


a9

あ、やっぱり消えてなかった。
島には泉があって、
そこでこの縞模様の貝を拾ったの。

それは珍しい。
海辺で拾った貝でないとしたら、
どんな世界が見られるのやら。
と船長が言った。


a91

僕はふつうの海辺の夢がいいなあ。
海パンに着替えて寝るべきかなあ。

泳ぐのもいいけど、
フカに気をつけてね。
とサラが言った。



解説)
新たな謎を孕みつつ、
サラの夢の探索は終わったようです。
Posted at 20:30 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

May 12, 2023

海賊ブーム そのご

a1

今日も広場は賑わっていた。


a2

ケイがコスプレコンテストの
登録にやって来た。


a3

ジェットやサラも
連れ立って来たようだ。
みんなバンダナを頭に被っている。


a4

海賊のコスプレで登録ですね。
わかりますか。


a5

そのいでたちで。
あ、リタさんも。
そうなんです。
バンダナ被るだけだから。


a6

広場には観光客も増えている。


a7

デイリープラネットで、
海賊ブームが紹介されていたからね。
みんな海賊が好きなのかな。


a8

あれ、あの人はギルダ?
ドイツ士官の服着替えたのかな。


a9

あれは、ギルダじゃないわ。
とエトナが言った。
彼女が噂のエルマよ。

滅多に広場には来ないんだけど、
海賊のコスプレに惹かれたのね。


解説)
着せ替えを続行中。
と言ってもフィギアに
適当な服を着せて、
バンダナを被せるだけですが。
バンダナ(スカーフ)は、
端切れを四角く裁断して作ります。

黒い軍服を着たフィギアのギルダが、以前は、
エルマと呼ばれていたのでややこしいのですが、
モデルとなった人間のエルマは、あまり登場せず、
たまに、展覧会などがあると見にくるようです。
2021年7月25日「会場風景」、
2021年7月26日「映写会まで」など。
Posted at 20:22 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Apr 12, 2023

タンポポと七宝樹

a1

サラはオセロを連れて
高台の休憩所まで
散歩に来ていた。


a2

今日はルルはいないの?
広場まで水やりに出かけてる。


a3

このカメ、
オセロっていうんでしょう。
タンポポの鉢を見上げているよ。
ほんとだ。
そういえば、タンポポは好物なのよ。


a4

サラは、先日、
空き地で記念撮影をした時、
タンポポが沢山咲いていたことを、
思い出していた。


a5

その頃、広場では、
いつものように大道芸人たちの歌声が流れ、
ルルが水やりを済ませたところだった。


a6

七宝樹が小さな若葉をつけている。


a7

ボニーとジュリアンが
町に帰って来たって知ってた?
とリタが言っている。
えー。十数年ぶりよね。


a8

ドミノのギターの旋律が、
思い出を誘うBGMのように流れている。
ルルはしばし懐かしさでいっぱいになった。


a9

その頃サラは、足を伸ばして、
空き地までやって来ていた。

オセロは嬉しそうだ。


解説)
今年の元旦から登場している多肉植物の七宝樹。
当初あった葉はほとんどが縮れて枯れてしまい、
心配していましたが、
春になって小さな新芽があちこちに。
(ネットで調べたところ、杞憂だったようで、
解説動画に「冬は普通茎だけになるようです。」とありました)。

a91

この七宝樹、昨年暮れにカインズホームで購入して
自転車で帰宅する途中バッグの中で、
茎の一部が折れてしまったのですが、
駄目もとで、そのまま別のポットに刺しておいたところ、
こちらもなんと新芽をつけました。
Posted at 20:25 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Mar 12, 2023

研究所の記憶

a1

ペンギンの前では、
買い物に出かけていた
ドロレスとミューとメアリー・シェリー博士が
戻ってきていた。

今、来客中ですよ。
新聞社のケントさんと、
エリスさんのお友達のモモコさんが
いらっしゃってます。


a2

珍しく千客万来ね。
お部屋に入りきれないから、
お話が終わるまでここで待ちましょう。
とシェリー博士が言った。


a3

いつも大変ですね。
エリスさんがカウンセリングする時や、
事務所でボスが依頼者とプライヴェートな
面談するときは、交代で席外しますから。
慣れてるんですよ。


a4

待ってる間に、何かお話でもしましょう。
うん。
あ、博士が以前勤めていた
ロボット研究所のこと教えてくれませんか。
前から気になっていて。
とミューが言った。


a5

そうねえ。
研究所ができたのは随分前のこと。
私が勤め始めたのは2015年から
だったけれど、
2008年、15年前ね。
その頃には、海沿いにあって、


a6

犬型ロボットの開発などしていたって
聞いてるわ。


a7

その頃にはCGやドルフィン工房と連携していて
パワースーツの開発などもしていたらしいの。
CGが試着したらしいけど。


a8

進化したロボット犬の外見のデザインでは、
ドルフィンが協力したそうよ。


a9

他には宇宙服の開発なども
手がけていたらしいの。
その服は宇宙人から贈られた転送装置を使って
異世界の探索に使用されたらしい。
すごいことやってたんですね。


解説)
今回はロボット研究所の画像の再掲です。

2008年8月22日「おばあちゃんの家 番外編そのに」

2008年10月11日「特製ブーツと特製バンド」
2009年3月15日「研究所の犬」
2009年6月13日「ジャイアントロボと宇宙服」
よりピックアップ。

宇宙から飛来して事故で墜落した円盤から、
助け出されたロボットたちが、
帰還用に作った転送装置をお礼に研究所に送り、
軍の探査隊が異世界に乗り込んだという
冒険SFのようなエピソードが、
2009年6月28日「夢見る機械そのいち」
から3話で掲載されています。
Posted at 21:37 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Feb 12, 2023

ケントのお土産

c1

サラたちの部屋でも
ほぼ1年ぶりに
雪が降った話題で盛り上がっていた。


c2

郊外のハウスの屋根には
まだ雪が残ってるね。
とジェイソンが言っている。


c3

ジェットは夜更かしして、
遅く起きたばかりで、
一人だけ朝食を食べていた。


c4

この豆腐と若布のお味噌汁、
うまそうだなあ。
そうでしょう。
美味しいから丼によそったのよ。
朝から嬉しいなあ。
もうお昼だって。


c5

その時、ケントがやってきた。


c6

これはこれは。
テレビで一般教書演説のゲスト出演みましたよ。
スーパーマンのコスプレもうやめたんですか。
あの格好、元気は出るんですが、
流石に移動中は目立つし結構寒くて。
こっちでは雪も降ったようですし。
それはそうと、
今日はお礼に伺いました。
サラさんのアイデアのおかげで、
大統領にもインタヴューできたので、
デスクも喜んでいましたよ。
これはワシントンからの帰路に
買ったお土産です。


c7

ケントは刷り上がったばかりの
デイリープラネット紙も一部くれた。
私のコスプレコンテストの記事も載っていますよ。
それに連載することになったので、
この町にはしばらく逗留するつもりです。


c8

お土産の紙袋の中には
かなり大きい箱が入っている。
サラはさっそく。


c9

中にはフルーツポンチの
大瓶が入っていた。
わあ。ありがとうございます。
これ美味しそう。


c91

美味しそうでしょう。
私も見た目に惹かれて
つい立ち寄った
アーキハバラで買ってしまいました。
とケントは言った。



解説)
大きな器の味噌汁(キーチェーン)と
フルーツポンチのアイテムは、
どちらもカプセルトイですが、
いずれもバラ売りで購入しました。
Posted at 20:23 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Jan 12, 2023

広場の出会い

a1

たまきが持ち帰った
焼き芋をみんなで食べている。


a2

お塩とマーガリンが合うんだよ。
あれ、モモコはどこに行ったの?
森林公園に行くって出かけたよ。


a3

モモコが森林公園の隅に行って、
迷いの森に向かって呼びかけると
エリコが姿を現した。
おめでとう、と言っている。


a4

モモコはカメの話をしている。
オセロが生きていたことを、
ジェーンに伝えて欲しかったのだ。

今度あったら伝えておくわ。
とエリコは言った。
でもそれは生まれ変わり、
とは呼べないよ。
ジェーンの暮らす世界で
蘇ったらそうかもしれないけど、
別世界での出来事だからね。
そうか。
でもどうして
こっちの世界に来たんだろう。


a5

誰かにすごく
会いたかったんじゃないかな。
とエリコは言った。


a6

ベーカリー前の広場では
歌声が朗々と流れていた。


a7

鷲尾翠とミラも聴き入っている。
天使の歌声だね。
うちの局長ほどじゃないけど。
などと言っている。


a8

ヴィヴィアンも焼き芋を食べに
出て来ていた。


a9

こんにちわ。
ヴィヴィアンさんですね。
私は最近ペンギンの隣の元倉庫に
引っ越してきたバグと言います。


a91

あら、あなたが
管理局にお勤めっていう人ね。
お噂はひそこから聞いてるわ。
ひそこ。って、
うちの派遣コウモリのことですね。
すっかり手懐けられたようで。


解説)
事態は微妙に進行しています。
Posted at 20:41 in n/a | WriteBacks (0) | Edit
April 2024
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
 
       
Search

Categories
Archives
Syndicate this site (XML)

Powered by
blosxom 2.0
and
modified by
blosxom starter kit

新規投稿