Sep 21, 2026

ホテルに戻る

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豹変亭での会話は続いていた。

私、しばらくホテルで
温泉に浸かりながらゆっくりするつもりなのよ。
とヴィヴィアンが言った。

だったら宇宙ステーションに
遊びに来ませんか?
色々お世話になったことだし、
アイスさんも一緒なら艦長が絶対許可してくれます。
とノヴァが言った。

そうね。それもいいけど、
まずは周辺をぶらぶらしてみたい。
あなたたちこの土地には詳しいの?

村の周辺はどこもジャングルですからね。

村の周辺のことならら
ここあたりを先住民から譲り受けたというフラハや、
村を開拓したマークが詳しいんじゃないかな。
ジャングルのことなら、シーザーやリンリンが
詳しいはずよ。
彼らはずっとジャングルに住んでたわけだから。
とアイスが言った。

そうか。
灯台下暗しね。
ホテルに帰ったら聞いてみるわ。
とりあえず、食事も済ませたし、
暗くならないうちにホテルに戻りましょうか。


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アイスは店を出る時に、入れ違いに
店にやってきたアマンダに出会った。

あらアマンダ。私のこと覚えてる?

もちろん、アイスよね。

もしマークを見かけたら、
私とヴィヴィアンが
ホテルにいるって伝えてくれないかしら。

いいわよ。


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五人はホテルに帰っていく。


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時は省略するかのように流れ、
五人はホテル・ナジャに到着した。


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ヴィヴィアンはホテルに入っていく。

私たちは温泉に行きません?

そうねえ。


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ヴィヴィアン様おかえりなさい。

フンボルトはルームキーを渡している。

あ、リンリン。
ちょっとお話が聞きたいんだけど、
今空いてるかな?


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喫茶室で二人が向き合っていると、
シーザーもやってきた。

聞きたいことっていうのは、
このホテルやマークの村の周辺のこと。
しばらくここに泊まって
このあたりを、みて回りたいんだけど。

わかりました。
このあたりは僕らの庭のようなものですから。


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庭といっても、基本的に
ジャングルばかりなんですよ。
村のあるこのあたりは少し高台にになっていまして、
ずっと東に行くと沼地があります。
そこにダリオさんの家もあるんです。
西南の方に崖を下っていくと谷になり、
そこから緩やかな斜面を登っていくと、
魔族の古代遺跡群があります。
でもその辺りは今でも魔法がかかっていて、
部外者は立ち入れないことになっています。
僕たちはその地域で生まれた魔法生物なんです。

なるほどね。一昨年の6月に
アイスたち遺跡調査の探検隊が行った場所ね。
その古代遺跡には蘇ったフミコに連れて行ってもらった。
他にはどこか見どころはないの?

村の南の方のはずれに
渓流が流れていて、下流に小さな泉がありますよ。
渓流を遡ると滝が見える場所もあります。
その滝の上に綺麗な赤い花の群生地がありますが、
そこはリクガメの生息地で。

その話はルビーから聞いたことがあるわ。
そこで宇宙人のピピが、
大きな九官鳥にさらわれたっていう話。

ルビーさんたちにもお勧めしたんです。
観光っていうと、景色のいい場所は、
そこくらいしか思いつかないんで。
あとは行けども行けどもジャングルです。

ありがと。よくわかったわ。


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その頃、アイスとエレナは、
ホテルの裏の広場で、
温泉に入浴する順番を待っていた。

無理すれば四人は一緒に入れるんだけどね。

無理しない方がいいのよ。
ノヴァは呼吸装置みたいなのを外して、
ラバーのマスクも外すのかしら。
サラはノヴァの素顔を見せてもらった
ことがあるって言ってたわ。

素顔ねー。



解説)
続きます。
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