Oct 19, 2026
ヴィヴィアンと話す

ホテルの部屋での会話は続いていた。
それでヴィヴィアンも広場にこない?
エリーゼやアスラーダやメイヴのこともあって、
最近、幽霊と接触する機会が多いじゃない。
幽霊たちが招かれているなら何か起きるかも。
とアイスが言った。
私はゆっくり
温泉に浸かっていた方がいいわ。

前から不思議だったんですが、
ヴィヴィアンさんは、
4年前、町にきてまもなく、
魔族の夜会に僕を招いてくれましたよね。
あれはどういうことだったのか。
もちろん、あなたが気に入ったからよ。
覚えていないかもしれないけれど、
私が魔術劇場に引っ越して来てまもない頃、
知り合いもいなくて一人で広場で花を見ていたら、
声をかけて、サラたちの家に招いてくれたでしょう。
その優しさに惹かれたのよ。
ああ、あの夜はみんなで、
ポーカーやって一人勝ちしましたね。
よく覚えてるのね。
それから、あなたは自分の本当の姿を見せてくれた。
ヴィヴィアンさんも、
自分がヴァンパイアだって教えてくれた。

私、サラから話には聞いてたけど、
いつもマスクをつけているから、
ジェイソンの素顔って見たことない。
とアイスが言った。
それはこんな顔です。
とジェイソンが言った。

ジェイソンはマスクを外した。
僕は骸骨標本だったんですよ。

ジェイソンは、元々僕がドルフィンの倉庫で
骸骨標本を見つけて組み立てたんです。
5年も前のことですよ。
最初、作り物だと思ってたけど、
すぐに会話できたので驚いた。
それからそのマスクも
サラが僕の顔を型にとって作ったんです。
僕もなかなか貢献してるでしょう。
とケイが言った。

それでジェイソンも
あなたに似てハンサムなのね。
。。。
それはともかく、
せっかく来たんだから
温泉にでも入らない?

一行はホテルを出た。
シーザー、温泉は空いてる?
はい。
人手がなくて忙しいんでしょう。
私が案内するから。

ヴィヴィアンたちは
ホテル裏の広場から温泉に向かっている。
円盤が来てるね。
誰が降りてくるのかな。
温泉は右手のジャングルの奥よ。
じゃあ僕たち
先に行ってます。
とケイが言った。

二人が待っていると、
円盤から降りて近づいて来たのは、
シベールとリザードだった。

これからハロウィーンの広場に
いくところなんだ。
翠にも同伴を頼んであるし、
透明マントを着込まなくても、
町中を歩けるからね。
君たちは行かないのかい。
ここでゆっくりしたいのよ。
とヴィヴィアンが言った。
住民にその姿を印象付ければ、
普段でも怪しまれないようになるかもね。
とアイスが言った。
去年はシティポリスに
疑われたからな。
そうそう。去年は警備用ロボットの
フェルミがいたからね。
彼はあれから研究所から逃げ出したの。
今年は幽霊が出てるって噂よ。
それは楽しみだなあ。
解説)
続きます。
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