Feb 07, 2019

セルクル第16回は2月6日(水)ぶじ終了しました

1時からディエゴさんのレポートでウンガレッティ(II), 3時から西宮順子さんがレポーターでヴェルレーヌの初期の詩4篇を対訳で読みました。出席は8人、充実した会になりました。久しぶりの大雨にもかかわらず、ご苦労さまでした。 ウンガレッティは兵士である、というのが結論で、日本語訳の問題点について指摘がありました。エルメティズモと呼ばれるその詩学は、単なる写生ではない、言葉でしか実現できない世界の解釈を試みるものだとレポーターは主張しました。また翻訳の要は、言葉の意味にこだわらず、作者の意思を汲んだ訳語を見出すべきだと主張されました。ヴェルレーヌの詩は「秋の歌」「白い月」「巷に雨の降るごとく」「空はいま屋根の上に」の4篇を原語対訳で脚韻を拾い上げながら、渋沢孝輔訳で読み、ヴェルレーヌは日本の詩人で言えば北原白秋に相当するという、今封切されている映画「この道」を引き合いに出しながらの珍解釈も飛び出しました。時間外でフイリップ・ジャルスキーのカウンターテナーで、レイナルド・アーンの作曲のものを聴きました。出席者:金沢力、田中もえぎ、細田傳造、志村喜代子、野村龍、マルティーナ・ディエゴ、西宮順子、有働薫。
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