Dec 22, 2017

2017年度活動要約

「詩は人の内部の自由を掘り起こし、言葉を用いて目に見える形に定着する--詩と自由についての3つのコメント」エッセイ『びーぐる』35号2017年4月
「マ・ポエジイ」ルピュール24号2017年4月
「詩と数式のブルトン的自由な結合」書評『現代詩手帖』2017年7月号
「12のバガテル」『ユルトラバルズ』28号2017年6月
「私の人生の一曲」短文『洪水』20号最終号2017年7月
「バガテル」『ルピュール』25号2017年10月
「その人の不幸が良く見えない場合に」『未定』22号2017年10月
アンケート今年度の収穫『現代詩手帖』12月号2017年12月
「12の小さなプレリュード」『カルテット』4号2017年11月
2017年7月「セルクル・フランス詩とイタリア詩を読む会」立上げ。毎月第1水曜日午後1時から4時30分。池袋駅西口東京芸術劇場5Fミーティングルーム。12月6日(水)に第5回終了。
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Dec 21, 2017

セルクル第5回 ウンガレッティとモンターレ

12月6日(木)は1時からと3時からの2回に分けて、前回お勤め先のイタリア系コーヒーショップ=カフェインレスの大麦茶オルゾの大阪出張でおやすみだったディエゴさんに前回分を取りもどすオールイタリア詩を頑張っていただきました。休憩をはさんで3時間の長丁場は適度な緊張感に満たされて、それは現代イタリア詩の活気とも重なって充実していました。まずウンガレッティとモンターレの対訳テキストが配られ、そこに載っている肖像写真を見てどんな人物かを想像するゲームをしました。ウンガレッティはサンタのお爺さんのような素朴な陽気さがあるが彫りの深い顔立ちで能の般若にも似ているとの感想もありました。モンターレのほうは学校の先生という様子で、眼がきつく何を考えているのか話しかけずらい、という遠慮のない感想が出されました。どうもディエゴ先生はモンターレの詩をあまりいいとは思っていないようです。ウンガレッティのほうも、第1詩集『埋められた港』は青春期第一次大戦に従軍中のごく短い作品で、緊張感と透明感がある優れた詩だが、老年期にはあまりよい作品がないと、これもかなり厳しい感想を述べられました。ウンガレッティの作品は「永遠」「死の苦悶」「朝」「徹夜」「難破のよろこび」「兵士たち」。モンターレは「クセニアI-3」「アミア-タからの便り」の2篇、1975年度ノーベル文学賞を受けています。
「難破のよろこび」(1917)ジュセッペ・ウンガレッティ
すぐ また
旅に出る
難破に
生き残った
老水夫
のように
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Nov 03, 2017

セルクル第4回は時間をはみ出して活発な話し合いでした

2017年11月1日(水)1時~5時
セルクル第4回 1時~「ボードレールの詩集『悪の華』中に続けて集められたスプリーンと題する4つの詩について」 レポーター有働薫
3時~「わたしのフランス詩」朗読と10分間スピーチ ①西宮順子 アポリネール「ミラボー橋」②金沢力 マラルメの3つの詩「もうひとつの扇」「アルバムの一葉」「ベルギーの友だちの想い出」③田中もえぎ ヴェルハーレン「朝」④細田傳造 アンヌ・ポルチュガル「わがスザンナは/すみれ色」⑤有働薫 ジャン=ミッシェル・モルポワ「小声で」
とりわけ3時からの朗読とスピーチには多すぎるほどの発言があり、時間が足りなくて5時をまわってしまいました。各メンバーの詩の好みもよく現れていて盛り上りました。
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Oct 12, 2017

セルクル第3回が無事に終りました

2017年10月4日(水)1時からのセルクル第3回はディエゴさんのウンベルト・サバ、田中もえぎさんの「イリュミナシオン」後半 のレポートでとても充実した3時間でした。ご出席のみなさまたいへんお疲れ様でした。自分ひとりではなかなか読みきれない詩をグループで読むと、面白いように楽しく読み解くことができます。書くだけではなく、詩をよく読むこと。レベルの高い読み手を目指して訓練したいと思います。
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Sep 07, 2017

セルクル第2回2017年9月6日(水)午後1時~5時

細田傳造さんとマルティーナ・ディエゴさんをレポーターに迎えて、それぞれ1時間半、前後に30分の休憩をはさんでの長丁場でしたが、きわめて活気に満ちた読書でした。翻訳をテキストにしていますが、随時原詩を確かめながらの厳密な読みを創出することができました。このことは詩を創ること以上に大切な詩の行為であると出席者のみんなが自覚した上での真剣な取り組みです。5時前に解散しましたが、各人くたくたで、今朝は日常に元気に戻れたでしょうか。月イチ、第1水曜日の午後、生きている限り続いて行く日常へのインパクトです。皆さんお疲れ様でした、来月も仏・伊詩を媒介にして、元気で出会いましょう。
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May 20, 2017

淑徳公開講座が7月から自主講座に模様替えします

会場を池袋西口に移して、あらたにイタリア現代詩を加えて、7月から月1回のサークル活動に発展します:

東京芸術劇場会議室
セルクル「フランス詩とイタリア詩を読む会」  
le cercle de la poesie francaise et italienne
団体名  セルクル  登録番号42544
このサークルは日本語に翻訳されているフランスの詩とイタリア詩を読んで、内容を検討する勉強会です

期間: 2017年7月から2019年6月まで全20回(8月と1月は休み)
    月1回、第1水曜日午後1時から2時半までイタリア詩、午後3時から4時半までフランス詩
内容: 淑徳大学公開講座全25回でもれたフランス現代詩の重要な作品を、各回レポーターが担当してテキストを声に出して読み、検討する
会員:  金沢 力、城野兼一、田中もえぎ、成瀬喜久子、西宮順子、細田傳造、佐藤秀樹、マルティーナ・ディエゴ、有働薫 (定員12名)
会場:  東京芸術劇場5階ミーティングルーム
     〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-8-1    
             ℡ 03-5391-2111                   
 池袋駅西口(立教大学側)地下2b出口から入り、エントランスホールから      エスカレーターで5階へ。5室のうち各回どれかに決定
     1回につき会場費2600円から3000円を出席者で分担
会費:  イタリア詩、フランス詩各1回1000円
代表者:  〒194-0042 町田市東玉川学園1-4-7
      有働 薫   
             email : suu210114@gmail.com
担当者:  〒171-0051 豊島区長崎3-5-1 
      西宮順子  
      イタリア現代詩講師:  マルティーナ・ディエゴ  
 
セルクル 日程表 テキストおよびレポーター

第1回 2017年7月5日(水)  ランボー「酔いどれ船」訳詩の比較  佐藤秀樹  
テキスト:プリント
第2回 2017年9月6日(水)  
ランボー 「イリュミナシオン」(前半)  細田傳造  
テキスト:ちくま文庫『ランボー全詩集』宇佐美斉訳 
第3回 2017年10月4日(水)  
ランボー 「イリュミナシヨン」(後半)  田中もえぎ  
テキスト:ちくま文庫『ランボー全詩集』宇佐美斉訳 
第4回 2017年11月1日(水)  
ボードレール『悪の華』中の「憂愁」と題する4篇を読む   有働薫  
テキスト:詩誌『詩学』2003年1月号山田兼士「フランス詩を読む」のプリント
第5回 2017年12月6日(水)  
「フランス詩と私」 各会員のテキスト朗読と10分間スピーチ
第6回 2018年2月7日(水)  
ヴェルレーヌ 「秋の歌」と「空はいま、屋根の上に」を読む 西宮順子  
テキスト:岩波文庫『ヴェルレエヌ』詩集 鈴木信太郎訳
第7回 2018年3月7日(水)  
ランボー 「オフィーリア」と「母音」を読む 城野兼一  
テキスト:ちくま文庫『ランボー全詩集』宇佐美斉訳
第8回 2018年4月4日(水)  
ジャック・ルーボー「極私的東京案内」 金沢力  
テキスト:水声社『ジャック・ルーボーの極私的東京案内』田中淳一訳 
第9回 2018年5月2日(水)  
ポール・エリュアール「愛 詩」 細田傳造  
テキスト:プリント
第10回 2018年6月6日(水)  
ルネ・シャール「あるじのない槌」  佐藤秀樹  
テキスト:プリント
第11回 2018年7月4日(水)
ジャン=ミッシェル・モルポワ『青の物語』   有働薫  
テキスト:プリント
第12回 2018年9月5日(水)  
ジェラール・ド・ネルヴァル「ファンテジイ」  マルティーナ・ディエゴ  
テキスト:プリント
第13回 2018年10月3日(水)  
エドガー・アラン・ポー「大鴉」ほか   田中もえぎ  
テキスト:岩波文庫『対訳ポー詩集』加島祥造編
第14回 2018年11月7日(水)  
マラルメの散文詩「秋の嘆き」と「冬の慄き」  有働薫  
テキスト:プリント(山内義雄訳)
第15回 2018年12月5日(水) 
「思い出の中のフランス詩」 各会員の朗読とスピーチ      
(以下未定)
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Jan 05, 2017

新年おめでとうございます

今年は未知の年、どうなるのか、なにが起こるのか、期待や不安というのではなく、価値、幸不幸などの人間レベルを超えた何かが予感されます。何かとは何か? わたしたちが乗っている地球という惑星が猛スピードで回転していることだけは確か? 二一世紀の人間としてそういう観念を持っており、そういったことを折りにつけ修正しながら、もう少しのあいだ生きていくのだろうというのが、現在の意識です。
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