Jul 27, 2006

ひとの声が聞こえる

ワールドカップテレビ観戦の余波で、夜の睡眠時間が元に戻らなくなった。夜の1時、明け方の4時に始まる試合を半分うつらうつらしながら見ていた体内時計の狂いは12時間飛行機に乗って帰国した後の狂いに相当するだろう。元に戻るまでにゆうに1ヶ月はかかる。明け方の3時4時ごろ眠れなくて輾転反側する。眠るまいとするWC派と眠ろうとする日常生活派がせめぎあう。そのうちに眠るらしいが、よくひとの声が聞こえる。その人の声の独特なニュアンスが鮮明に聞こえる。音の体感残像らしい。自分がひとの声をどういうふうに受け取っていたかが手に取るようにわかる。聞こえるのは、2,3日自分にとって何らかの理由で気がかりだったひとの声。そのひと自身にはまったく関係ないことだが、夢枕に立つといわれる現象に近いと思う。そういう幻視はもっぱら見るほうの主観だというのが自分の考えだが、はっきりした意志の自覚が薄いので、受身に考えやすい。明け方の夢うつつの中であなたの声をはっきり聞きました。と言われたら、あら、わたし電話していないわよと言えばいいのか、あまり気持のよいものではあるまい。
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