Jul 10, 2005

ふたたび『フランドルへの道』

今朝の新聞によると、クロード・シモンが91才でパリで亡くなったそうだ。マダカスカル出身で、フランスの古い騎兵将校の家系で、この小説も馬で戦争をしていた最後の時代(1940年代)の話らしい。平岡先生が亡くなり、シモンが亡くなり。翻訳者のほうがずっと若くして先に亡くなった、という思いがする。ルイ兄の蔵書の中から引っぱりだした先生の献辞付きの「フランドル」が例のガラス戸の本棚のなかにあるが、拾い読みしてみても、あまり面白いものではない。よく忍耐強く訳しあげられたナーという気持ちで放り出した。だが、再び、忍耐を持って、こんどは自分としても細部の文体を愉しむというやり方で読み直そうと思う。
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