Nov 25, 2005

「メリザンドの娘」

1987年詩学社刊のわが第一詩集『冬の集積』から、しんがりの作品「メリザンドの娘」を、サイト「あそびすと」の有働のコーナーに採録してくださってあるのを読んで、馬鹿みたいに感心している。いいなーと思うわけ。再来年2007年になれば、20年前の作品というわけだけど、今こんなの書けないと思う。情熱がある、つやがある、真摯である、要するにポエジイがある。へえびっくり、と思った。手前勝手だけど、いいものはいい。素材も正確だ。それにおもしろい。魅力がある。まるで、他人事のように、自分の過去の作品を褒めるのは、もうそんな力を失った証拠だろうか。 このコーナーに取り上げてもらった作品のうち、これも第一詩集中の「古い手帳」という短い作品を、晩秋のパリで再読してくれた親友が、「思わずうずうずして」、フランス語に訳して送ってくれた。これがま た、すごくいい。ぱちっとしていて、クリスタルのボールのよう。へえ、わたしの詩ってこんなにいいんだ、と、これまたぼーっとなっている。いつか機会があったらお見せします。第一詩集ってやっぱりじぶんのいちばんいいものがぜんぶ出つくしてしまうものかもしれない。ではその後はどうしよう?そういえば「スーリヤ」になって、わかりやすくなりすぎたといわれたことがある。でもそのひと、以前、うどうさんのはわかりにくいからダメといった人なんだ。
夕方通りかかると、玉川大学のキャンパスの大きいもみの樹に、やぐらが組まれて、10人ぐらいの人が電飾を張っているのを見かけた。12月1日から点灯するそうだが、毎年すごくきれいです。こんなの見ると、うれしい。
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