Feb 06, 2006

渋沢さん、久保さん

啼鳥忌は今年で8年目だそうだ。新宿のバー「風紋」で今年は2月4日にあった。ここへは、渋沢さんがまだご健在の頃、来たことがある。記憶の中の様子とはまるで変わっていて、衝撃をうけた。一言で言えば、艶が失せたということになるのか。この集まりに誘われたのははじめて。渋沢さんを偲ぶ会があることは聞いていたが、誘われたことはなかった。渋沢夫人と、ほんとに9年ぶりぐらいにお目にかかった。予定されていた全詩集が命日の8日には出来上がる予定で、送りたいフランス人の住所を教えてほしいとのことだった。 渋沢さん、久保さんがまだ亡くなられていなかったら、と思いつつ、日を過ごす。どん底の日々に辛くも浴びた日差し。でも、どちらでも、感じるまなざしには変わりがない。いまでは、振り返る道への入り口のようにもなっている。
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