Oct 12, 2005

物思う季節

 年甲斐もなく、馬鹿なことを書きたくなるのは、幾日振りかで晴れたから。心が弱くて、いちいちお天気が気になります。 久しぶりに秋晴れ。こんどの詩集「ジャンヌ…」について、希望を持って終る、というふうに読んでもらって、自分もやはり、前向きに生きてきたんだなと気が付きました。本人にも分らない暗中模索も、こうやって幾年かのスパンで透かしてみると、見えてくるものがあるんですね。神の眼と云ってしまいたくなるような周りの視線に支えられて生きているんだな、という「気づき」を持たせてもらえました。わたしにとっては「紙の眼」ですか。お灯明をあげたいです。ネクラの下に大きな明るい空間があった、いまそんな気分を味わっています。ちょっとおおげさですが実感をこめて:
ようやくに肉体ほろぶ胡桃割る みなと
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